#9 AI時代だからこそ 人間とは何かが問われる/村上陽一郎(東京大学名誉教授)

科学史の大家であり、教養(リベラルアーツ)の重要性を説く村上陽一郎・東京大学名誉教授に、教養とは何か、AI時代に人間はどうあるべきかを聞いた。

 人工知能(AI)の一部としてのウェブサイトがこれだけ発達してくると、専門家と呼ばれる人たちの地位はこれから相対的に沈下していくでしょう。もちろんウェブサイト上の情報にはフェイク(偽物)もたくさんあるわけですが、それでも専門家が持っているような知識がいくらでも手に入る。これは知識を独占してきた専門家に大きな衝撃を与えました。

 そんな中で学生たちは、教師から学ぶよりウェブサイトから学ぶというようなことさえ起こっています。東京大学では卒業論文や修士、博士論文を書く際に、ウェブサイトから引用してもいいことになった。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
AI時代を生き抜く プログラミング&リベラルアーツ

週刊ダイヤモンド

「AI(人工知能)に仕事を奪われるのではないか」──。企業がAIを導入して業務の効率化を進める中で、漠然とした不安を感じている人は多い。そんな時代を生き抜くために必要なのが、AIを味方にする教養=プログラミングと、AIで代替できない教...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません