【前回までの復習】
・行動しなければ失敗できない。失敗しなければ成功はない。行動できない人は自分の本能を認めること
・本能とは、まず「性欲」。さらに「俗っぽい欲望」。いい男とやりたい、アイドルになりたい、テレビに出たい、もてたい、有名になりたいなど、人に言えない恥ずかしい欲望(でも本能的な欲望)を行動するエネルギーに変えること
・ブスは勉強しなさい
ターゲットを絞ることの重要性
前回、とにかくブスは勉強せよ!と力説した。
中学生の私は、勉強しまくって偏差値70の女子高に合格した。
「ブスのマーケティング戦略」と言っているわりに、マーケティングにまったく関係なかったではないか、と疑問を抱く方がおられるかもしれない。
実は関係あったのだ。
それは、ターゲットを絞ったという点である。
優秀な男とやりたい。
優秀な男とは偏差値の高い男である。
偏差値の高い男は、偏差値の高い学校にいる。
偏差値の高い男に釣り合うために、自分も勉強をがんばる。
この部分である。
作業 6 セグメンテーション
注:本連載開始から「読者が実際に手と頭を動かす箇所」として、「ブスの作業」を提示している。「ブスの作業1~5」を読みたいあなたは、前回までの連載を見てネ。
商品を売り買いする場である市場は、均一なものではない。 顧客も個性があり、一人ひとり違う。
どこの市場を狙うかということを定めないと、間違った方向で商品価値を上げてしまう。
中学時代の私は、すべての男性のなかで、「偏差値の高い男」という一点でターゲットを絞った。
ここで重要なのはセグメンテーションという戦略である。
「ただのブス」から「偏差値の高いブス」になった中学生の田村。嬉しそうですネ。
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