​営業電話はなんのためにあるの?

東京渋谷のワインバー・barbossaを、ほとんど一人できりもりしている林伸次さん。ひとりだと困るのが、営業電話だそう。忙しいのに空気を読まずに営業トークされるのが、本当に迷惑だそうですが、なぜ営業電話ってなくならないのでしょうか?

営業中の電話取材はこんなに困る

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

とある金曜夜の営業中に、某新聞社の記者の方からお店に電話がかかってきました。「デジタルデトックスについて取材しているのですが、林さんが携帯電話を持っていないという記事を読みまして」というお話でした。

今、僕が書いた『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』という小説を絶賛大プッシュ中でして、幻冬舎の担当編集者さんに、「メディアはとにかく何でも出てください。何がどう転ぶかわからないので」って言われてるんですね。

それでまあ、「どういった用件でしょうか」ってその記者さんに言ってみたんです。そしたら、「林さんは、待ち合わせの時はどうされていますか?」ってそのまま電話で取材を始めたんですね。金曜日の夜の7時半ですよ。日本中、お酒を扱っている飲食店ならどのお店でもすごく忙しい時間帯です。それなのに、「今、お話ししても大丈夫ですか?」のひとこともなく、電話を続けようとしているんです。

「これは、この人、ずっとこういう電話をこれからもかけ続けてしまう。この電話で困ってしまう飲食店がこれからもたくさん出てしまう。これは年長者の僕がちゃんと言わなきゃ」と思いまして、「あの、金曜日のこの時間に飲食店に電話をかけて取材はナシです。後でメールをいただけますか」と言って、メールアドレスを伝えたんですね。でも、メール、全然来ないんです。「うわ、面倒くさい奴にあたっちゃったな」って感じたのかもしれないですね。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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miyakojika 営業電話はなんのためにあるの?|林伸次 @bar_bossa | 「金曜の夜に電話をしてくる人と飲食店の運営について考えたくないです」電話のほうが早いから層ってクソだよな 2ヶ月前 replyretweetfavorite

restart20141201 かける側は、非正規オペレーター。 海老で鯛を釣る。​ 営業電話はなんのためにあるの?|林伸次 @bar_bossa | 2ヶ月前 replyretweetfavorite

ideanomad 飲食店やってた頃に、某広告系IT会社から依頼された営業会社も本当に迷惑な電話をかけてきたことを思い出した。(^_^;) https://t.co/Jd94aBEfpx 2ヶ月前 replyretweetfavorite

nikunoyosei 多くの企業は昨今、代表電話の一次受付を外注してますね。営業電話はなんのためにあるの?|林伸次 @bar_bossa | 2ヶ月前 replyretweetfavorite