上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門】使徒列伝 タダイ

おもしろキャラ、とほほエピソード満載! Twitterで大人気のゆるアカウント「上馬キリスト教会」が、聖書とキリスト教の世界を、ほんとうにゆる~く、ざっくりと紹介します!今回は11月27日講談社より発売された「上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門」より、1コラムを抜粋してお届けします。聖書に出てくる十二使徒の中でも、「忘れられた聖人」がいるって知っていました?!

【上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門】使徒列伝 タダイ


この人の本当の名前はユダと言います。ええ、そう。あのユダと同じ名前なんです

この名前がこの人の後世に大きな影響を与えます。新約聖書にも収録されている「ユダの手紙」という文書を書き記した、れっきとした聖書記者であるにもかかわらず、長年ローマカトリック教会からは「あのユダと紛らわしいから、この人のためのお祈りはしないことにしよう」と言われ続け、「忘れられた聖人」なんていう別名までつけられてしまいました。

さらには「敗北者の守護聖人」なんて不名誉な名前まで……。

まさに風評被害、ここに極まれり、な感じです。名前が同じだというだけでそこまで無視されちゃうなんて可哀想すぎます。 しかも悪いことに、この方も使徒の中では「地味ーズ」の一員であり、聖書に彼の言動はほとんど記録されていません

ですからクリスチャンの間でも「なんか手紙とか書いてるけど、よく分からない人」くらいの認識をされていたり、 酷い場合は彼の書いた「ユダの手紙」でさえ、「へー、あの裏切り者のユダの書いた手紙も聖書に入ってるんだー」なんて誤解をされていたりします。


あぁもう、あまりに可哀想。


しかもですよ、その「ユダの手紙」でさえ、実は彼が書いたのではなく、この「ユダ」は使徒ユダ・タダイとは別人である、という説がけっこう有力だったりさえしています。もう、そうだとしたらもはやこの人の立場はどこにあるの !?


ただ、救いなのはプロテスタントではちゃんと使徒の一人として認識されていますし (「地味ーズ」であることは変わりませんが)、ローマカトリックでも今ではちゃんと聖人として認識されており、ちゃんと「聖タダイの記念日」もあるんだそうです。よかったね、タダイさん。


※11月27日発売「上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門」(講談社)より抜粋。

【本書の見どころ】

●クリスマスはキリストの誕生日ではない!?
●「禁断の実」はリンゴじゃなかった!?
●神様は超えられない試練も与えます
●右頬を叩かれたら左頬も……の本当に意味は?
●イエス様はイケメンではなかったし、痩せてもいなかった?
●実は酒乱だったノア
●マザコンだったヤコブ

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