A国製の1万円のコートを、あえて国境で2千円高くする意味は?

大学生協、図書館でもロングセラーとなっている『高校チュータイ外交官のイチからわかる!国際情勢』から特別連載中の今回のテーマ「7ーー関税と産業のはなし~戦争を引き起こした関税~」を前編/後編の2回に分けてご紹介します。そもそも、関税って何のためにあるのか、一読で丸わかりです!

7 関税と産業 のはなし── 戦争を引き起こした関税

国を開くのか、閉じるのか

 ここから2章にわたって、関税と産業、自由貿易というテーマの話をします。

 最近、ニュースで「貿易戦争」という言葉を耳にすることが多くなりました。ある国が、外国の製品が自分の国に入ってくる際の「関税」を高くすることによって、外国の製品が入ってくることをブロックしたとします。それに反発した相手の国が「じゃあこっちだって仕返ししてやる!」として、自分の国の関税も上げてしまいます。このような攻撃と報復が、あたかも貿易上の戦争であるようなことから、貿易戦争と呼ばれます。

 最近では、アメリカが外国から入ってくる鉄鋼やアルミに高い関税をかけて、それに多くの国が反対していますが、これってそもそもどういったことなのでしょう。

 関税や貿易の話は、少し細かくて、難しい部分もあるかもしれませんが、これからの日本のかたちを描くうえで、とっても重要です。わたしたちがこれからの日本をどうしていきたいのか、という国のあり方についても一緒に考えてみましょう。

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高校チュータイ外交官のイチからわかる!国際情勢

島根玲子

貧困、移民、難民、食料、エネルギー、関税、自由貿易、核兵器……etc.やりすごしている重大問題丸わかり! 元コギャル外交官が明快解説する『高校チュータイ外交官のイチからわかる!国際情勢』から特別連載!

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