壊れた人間関係は元通りには戻らない
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
あけましておめでとうございます。みなさん、この文章をどんな場所で読まれているのでしょうか? 家族と自宅でゆっくりとしながらでしょうか。それとも旅行先。あるいは「もう仕事、始まってるから」なんて方もいるかもしれませんね。
僕、「恋愛には季節がある」と常々、言ってまして。出会ったころの「え? もしかして自分に気があるのかな」とか、初デートでのドキドキとか、そういう一番楽しい時期が「恋愛の春」なんですね。で、キスをしたら「春は終わって夏」になります。
恋愛の夏は、まあ一番盛り上がる時期です。「会いたい!」とかメッセージを送ったり、街中で抱きしめたり、そういう時期です。で、秋が来て、なんとなくすれ違い始めて冬がくるというわけです。
これ、いつも思うのですが、絶対に後戻りできないですよね。秋の時に、あのドキドキした春の時期のような「え? 気があるの?」って感覚には絶対に戻れません。あの、手が触れたら、「あ!」って感覚、恋愛が夏の時、セックスやキスを普通にしている時にはまさか戻ってこないですよね。
これってつまり「人間関係はどうがんばっても元には戻れない」ということだと僕は思っています。例えば人間関係って、近くなれば近くなるほど遠慮がなくなってきて、他人のはずなのに、まるで親子や兄妹のように接してしまって、どっちかが「カチン!」と来ること、ありますよね。
あの「なれ合いすぎて遠慮がない状態」ってそれ以前には戻れないですよね。「なれ合いすぎて遠慮がない状態」って、心地よいのかもしれませんが、実は一歩間違えると、ちょっとした言葉遣いの間違いで、「二度と会いたくない」という状況になります。「親しき仲にも礼儀あり」と昔の人はよくいったものです。
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