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こんにちは、きのコです。
先日、恋人たちの一人、Aさんとの二人暮らしを解消しました。
こう言うと、「別れたの!?」と思われるかもしれませんが(実際、いろんな人からそう言われましたが)、さにあらず。
実は、シェアハウスに引越したのです。同じシェアハウスだけど、部屋は別々。だから、“二人暮らし”は解消、というわけです。
模索したうえでの「変更」
「カップルが二人暮らしをやめる=破局」というのも確かによくありますが、とはいえ、二人暮らしをやめる理由ってそれ以外にもいろいろありますよね。良い関係でいるために離れて暮らすとか、なんなら良い関係でいるために恋人関係をやめるという選択肢だってあると思うのですが……でもなんとなく、「付き合う→同居」「別れる→別居」みたいなイメージが世間にはあるみたい。
ですが私の感覚としては、今回の引越は、今のAさんと私との関係においていちばん心地良い距離感や暮らし方を模索したうえでの、「住まい方」の変更なのです。
長い二人暮らしの中で、お互いの経済状況や働き方、家事の分担などが原因でケンカになることもあり、価値観や生活観の違いがあまりにもお互いの目の前にむき出しになっているせいで、不満が出てくることもしばしばでした。なので、「ずっと同じ空間に二人きりで居る」環境から「基本的にはお互いの自室が生活の拠点、でもいつでも顔が見られる距離」環境へ、ということでこの住み方を試してみることにしたのです。そもそも以前の記事で書いたように、シェアハウス暮らしにも憧れていたし。
結果としては、この引越はお互いにとって良かったな~!と思います。
平日は朝家を出る時間も、夜帰宅する時間も違うため、ほとんど顔を合わせる機会のない二人。でも、土日にお互い家にいて暇になると、どちらかがどちらかの部屋に遊びに来ます。
Aさんが私の部屋に来たときはベッドでごろごろするし、私がAさんの部屋に行くとゲームをすることが多いです。Aさんは休日の多くをテレビゲームに費やすのが好きな一方、私はテレビがずっと点いている状況が苦手なのですが、1週間に1回くらいゲームをしたりNetflixで映画を観たりするくらいなら、いい気分転換になるというものです。
「ミカン買ったけど、一ついる?」とか、「面白いドラマ見つけたから、一緒に観ない?」などと、いつでもすぐに会いに行けるお隣さん的な今の感じ、心地良いと感じています。
20名に2台の洗濯機だけれど
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