それでもやっぱり手作りしたい」というママたちへ

育児の大変さがマックスになる時期に、さらに大変な思いをして離乳食を作ることはありません。栄養バランスや衛生面が優れた市販の離乳食をうまく使えば、赤ちゃんの健康・発達によいうえに、ママに時間の余裕ができます!
書籍『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいです。』より掲載。毎週水・土に配信。

・ちょっと手作りしたいママ
・全部手作りしたいママ

それぞれに分けてお話しします。


まず「ちょっと手作りしたいママ

方法は二つあります。


【方法・その1】
手作り「もち麦おかゆ」+ 市販離乳食

ただのおかゆだと鉄や亜鉛が足りなくなるので、
ごはんにもち麦を足しておかゆを作ることをおすすめします。

作り方は、次のとおりです。

「お米1合+もち麦大さじ3」を炊飯器すいはんきに入れ、
おかゆの目盛りまで水を加え たあと、さらに水を100mℓ足して炊きます。

炊飯器の種類によってでき上がりは異なるのですが、
スプーンにとってサラサラと落ちないくらいのボッテリした全がゆの濃さがよいでしょう。

き上がった後、ある程度冷めたら冷凍用保存袋に入れて冷凍保存。
使うときは使う分だけ適当に折って、電子レンジでチンして温めて使います。

この「もち麦おかゆ」に卵、すりごま、オリーブオイルやごま油、市販離乳 食のレバーペースト、野菜ピューレやだしジュレなどを混ぜてあげるのもおすすめです。

鉄と亜鉛の補給のために、肉製品だけ市販の離乳食を使うという方法もありかもしれません。


【方法・その2】
市販のシリアル+手作り離乳食

市販のシリアルを使えば、最低限の鉄や亜鉛は補給できるので、
あとはエネルギー、ビタミンD・Aのバランスを考えながら、好きなメニューをお作りください。

「冬に恋した孫にごはん!」を思い出してくださいね。

フルーツ、油、肉、濃い色の野菜、シラス・サケ、卵、豆、ごま、乳製品、ごはん類です。

そして衛生面にも気をつけて、ニコニコ楽しく離乳食をあげるようにしてください。


次に、「全部手作りしたいママ」たちへ

手作りする場合は、どうしても鉄・亜鉛が少なくなりがちです。

そこでイギリスの離乳食ガイドラインでは、
「6カ月以降最初にあげる食事は鉄が多く含まれる食材からスタートし、
次に野菜やフルーツをあげるように」と指導しています。

そのくらい鉄が大事であることが強調されています。

そのガイドライン上では、鉄が多く含まれる食材として
「牛肉、鶏肉、ターキー、ラム、サーモン、水煮のツナ、豚肉、加熱した卵」、
そして「豆腐、豆類(ひよこ豆など)」があげられています。

豆類には亜鉛の吸収を阻害そがいする物質も入っているため、
豆類だけで鉄を補おうとせず、吸収率の高い肉類を積極的に取り入れて
離乳食を進めていくことをおすすめします。

ただ食中毒を起こさないよう、扱いにはくれぐれも注意してください。

その後の栄養バランスは、やはり「冬に恋した孫にごはん」です。

フライパンなどで加熱するときは、
エクストラバージンオリーブオイルかごま油を使うとよいでしょう。
食材をペースト状にするときは、ハンドミキサーを使うと便利です。

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この連載について

初回を読む
離乳食は作らなくてもいいんです。

工藤紀子

育児の大変さがマックスになる時期に、さらに大変な思いをして離乳食を作ることはありません。 栄養バランスや衛生面が優れた市販の離乳食をうまく使えば、赤ちゃんの健康・発達によいうえに、ママに時間の余裕ができます! ...もっと読む

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