2018年、どんな年でした?
嬉しかったり楽しかったりつらかったり大変だったり、まぁわたしもあなたもいろいろあったと思うんですが、いろいろあった一年をぼんやりと振り返りつつ、コレを考えてみましょう。
コレ。そう、年末の醍醐味、年間ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーを!!!
2018年に自分が出会ったすべての本のなかで、いちばん面白かった本!!!!
というわけで、ちょっとわたしの場合の2018年に出会った本ベスト10冊を挙げてみました。
ぜひあなたのベスト10冊も教えてくださいね~。
今年もあいかわらず、本は、最高!!!!!
10.わたしたちはいつまで社会と戦わなくてはならないのだろう?
『戦う姫、働く少女』河野真太郎
(堀之内出版)
アナ雪やら逃げ恥やら昨今流行りのヒロイン像を、ポストフェミニズム的に読み解いた文芸批評。ぽすとふぇみにずむ、というと難しそうに聞こえるかもしれないけれど、ディズニーやジブリの物語がどのように「働く女性」をヒロインに据え、どこに「働く女性」の幸福を見出してきたか、逡巡と葛藤の道のりを知ることができる良書。
ずっとむかし、「男も女も働けばもっと一人ずつの負担は軽くなるよね」って教えられていたのに。どうして時間が経って社会が進んで、蓋を開けてみれば、こんなにみんなが疲れる社会なのだろう? 物語でも現実でも、きっとヒロインたちの戦いは続いているのだ、ずっと。
9.悪夢のような物語が、そのまま自分の鏡となる。
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