ビタミンA」は目の健康、「ビタミンD」は骨を作る

育児の大変さがマックスになる時期に、さらに大変な思いをして離乳食を作ることはありません。
栄養バランスや衛生面が優れた市販の離乳食をうまく使えば、赤ちゃんの健康・発達によいうえに、ママに時間の余裕ができます!
新刊『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいです。』より掲載。毎週水・土に配信。

「ビタミンA」は目の健康や視力の決め手


「ビタミンA」は目の色素や光を感じる細胞などを作るうえで欠かせない栄養素で、
視覚の大事な機能を担っています。

また、ビタミンAは骨や皮膚の発育にもかかわり、
体の粘膜ねんまくの維持にも欠かせないもので、
体の抵抗力を高めたり、傷やケガからの回復に関与するなど、
大切な役割を果たしています。

したがってビタミンAが不足すると、次のような症状が出てきます。

・ドライアイ ・まぶしく感じる
・夜、目が見えにくい(夜盲症やもうしょう
・風邪をひきやすい
感染症かんせんしょうが重症化しやすい

欠乏状態が長く続くと、最終的には失明したり、感染症から亡くなったりすることがあり、
世界では、年間25~50万人の子どもたちが失明し、
さらにその半分の子は失明した1年後に亡くなっていると推定されています。

ビタミンAが多く含まれている離乳食の食材として、次のものがあります。
・卵黄、肉やレバー
・黄色い果物、野菜(マンゴーやパパイヤ、ニンジン、カボチャ、サツマイモなど)

マンゴーは日本では離乳食として使われることは少ないのですが、
海外では 離乳食開始時期に最初にあげるフルーツの一つとしてポピュラーです。
ビタミンAだけでなくビタミンCも豊富で、栄養価の高い食材なのです。

ウナギにもビタミンAは豊富ですが、小骨が多いので離乳食には適していないでしょう。

肉やレバーを使っている市販離乳食を使用し、
あとは、ニンジン、 カボチャ、サツマイモなどが使われている離乳食も数多くあるので、
それらを使用するようにしてください。

ビタミンAは脂溶性しようせいビタミンなので、体内に蓄積しやすいことが特長です。

その反面、大量に摂取すると害があるとされていますが、
通常のバランスのよい食事で過剰摂取となることはまずないので、心配いりません。

たとえば、10日、20日、30日はレバーの日にするなど、
過剰摂取に気をつけつつ、食べなくならないように、決めておくとよいかもしれません。


近年世界で問題になっている
もうひとつのビタミン不足「ビタミンD」

みなさん、「くる病」って聞いたことありますか?

簡単に言えば、ほねが作れなくなる病気です。

骨を作るには、みなさんご存じの「カルシウム」が必要ですが、
それを体に取り込むのが「ビタミンD」です。

近年、そのビタミンDが不足することにより、
骨が作れなくなる人が世界中で増えてきています。

そしてそのビタミンDが不足する原因として多いのが、
・摂取不足
・日光浴不足

です。

摂取不足というのは、先ほどから何度かお話ししているように、
まちがった食事制限やアレルギー対策、やせ願望により、
体に必要な分が十分に摂れて いないということです。

ビタミンDが多く含まれる離乳食時期の食材として、
シラス、サケ、卵黄などがあります。

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離乳食は作らなくてもいいんです。

工藤紀子

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