心が折れそうです」「長い間眠れないんです」 と泣きだすママたち

育児の大変さがマックスになる時期に、さらに大変な思いをして離乳食を作ることはありません。
栄養バランスや衛生面が優れた市販の離乳食をうまく使えば、赤ちゃんの健康・発達によいうえに、ママに時間の余裕ができます!
1月中旬発売予定の書籍『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいです。』より掲載。毎週水・土に配信。

私が勤務しているクリニックの小児科には、1日50 人から100人近くの赤 ちゃんや子どもたちがママやパパ、おばあちゃん、おじいちゃんと一緒にやっ てきます。

生後6〜7カ月、9〜 10 カ月健診に訪れる親子もいれば、子どもが熱を出した、 せきで眠れない、お腹が痛い、じんましんが出たなど、さまざまです。

しかし、
具合が悪そうなのは子どもだけではありません。
ママも見るからに元気がなく、向かい合ってお話をしているときなど、

「このお母さんはずいぶん疲れているな」

と感じることがよくあるのです。

いろいろ話を聞いてみると、「心が折れそうです」となげくママ。
「もうずいぶん長い間眠れていないんです」と訴えるママ。

そんなママたちに「大変ですよね。よくがんばっていらっしゃいますよ」と声をかけると、ポロポロと涙を流されます。
泣きたくてもつらくても誰にも 言えず、ずっとがまんしてきたのでしょう。

ママたちはお産直後から数時間おきの授乳やおむつ交換で寝不足が続き、そのうえ、掃 除そうじ洗 濯せんたく、買い物、子どもの相手などで疲れがたまっています。

精神的にも肉体的にも、限界ギリギリまでがんばっているのです。そんなママたちの心の悲鳴をいくつかご紹介いたします(私自身が経験した つらい体験もふくまれています)。


お悩み事例➊ 離乳食作りはこんなに大変!
マニュアルどおりに進めることなんてできない!


「さあ、離乳食作りがんばるぞ!」とはりきるママ。
離乳食のレシピ本や雑誌、ネット情報は山ほどあります。
解説文にえられ たステキな写真を見ると、やる気をかきたてられます。
だけど実際に作ってみると、全然うまくいかないんです。

「5〜6カ月はゴックン期、7〜8カ月はモグモグ期、9〜 11 カ月はカミカミ期、 12 〜 18 カ月はパクパク期。成長段階によって食材や調理方法を変えましょう」
と多くの本に書いてあります。

これがやたらと細かい!
タンパク質が何gだの米が何gだのかたさがどうだの、まったくもってちんぷんかんぷんです。
何を言っているのかよくわかんないんです。

「本のとおりに進めたい」
「進めないと遅れているということになる」
「これを食べなければ失格しっかくだ」
と思い込み、

とにかく必死になっているママたちは、
「うちの子、もう9カ月なのにモグモグできません。だいじょうぶでしょうか?」
「うちの子、お米は 80 g食べるのですが、タンパク質は 10 gくらいで食べなくなることもあり、心配です」
などと自分を追いつめ、不安でいっぱいになっています。

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離乳食は作らなくてもいいんです。

工藤紀子

育児の大変さがマックスになる時期に、さらに大変な思いをして離乳食を作ることはありません。 栄養バランスや衛生面が優れた市販の離乳食をうまく使えば、赤ちゃんの健康・発達によいうえに、ママに時間の余裕ができます! ...もっと読む

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コメント

mimi0725 これは…!もう我が子たちは11歳と6歳だけれど、すごくうなずける。今でも三者三様の好みに食卓が振り回されているので、0歳のころからこんなこと言ってもらっていたら嬉しかった。 https://t.co/38jxGmZLqf 3ヶ月前 replyretweetfavorite