僕のリサーチでは、2007年には全国でレズ風俗店が片手で足りるほどの数しかありませんでした。現在は数を増やし、メディアで紹介されることも増えています。得意のエゴサーチできっちり確認しています。
なかには「あのレズ風俗店漫画で話題の!」という触れ込みでちゃっかりメディア出演している別の店舗もあり、あっけに取られます。
いや、あの漫画の舞台となったのは、ウチなんですが……。個人的には不愉快ですが、それ以上に許せない“悪質店”も登場しているようです。
女性にサービスする人員として女性キャストを求人しているにもかかわらず、女性が面接をして働くことを決めると、そのお店は実態がありませんでした……とわかることがあります。
つまり、“ダミー店”だったのです。そうした店では採用されたキャストが「いま、女性のお客さんがいないから」などと強引にいいくるめられ、系列の男性向け風俗店に回されるのだとか。
そして、男性客への性サービスを強いられるのだそうです。だいたいの場合、「女性客がいない」というのがそもそも嘘。最初から男性向け風俗店で働かせるのが目的。
それなのに「うちのお店にはレズビアンコースがある」と騙っている場合がほとんどのようです。ダミー店のHPまで用意しているのだから、あきれます。たとえ本当に女性客がいないのだとしても、なぜそこで男性の相手をしなければならないのか。
前述しましたが、“講習”と称して男性スタッフの相手をさせられるというお店もあるといいます。男性を受け付けないタイプの女性だとしたら、いえ、その女性がバイセクシャルでもヘテロセクシャルでも、騙して男性にサービスをさせるのは完全にアウトです。それは、まぎれもない性暴力です。
女性を騙すために“レズ風俗店”を名乗るとは…
ほかにも、レズ風俗店のキャストとして撮影したプロフィール写真が、男性向け風俗店にも掲載されていたというケース。レズ風俗店といいながら、キャストに街中で女性に声をかけさせ客として店に連れてこいと“客引き”までさせるケース。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。