ワタナベアニ
今日何枚写真を撮りましたか?
「ローマは一日して成らず」「雨垂れ石を穿つ」、言い方は色々ありますが、写真を一枚も撮らずに写真家になった人はいません。写真が上手くなるにはまずなにをするべきか、考えてみましょう。
ワタナベアニです。だいたい月に一度くらいのペースで外国にロケに行っています。仕事の合間に日常とは違う街に出て、出会った人を撮らせてもらう。言葉なんかどうせわからないんだし、神経を図太く行きます。写真を送ってくれ、とFacebookアカウントを聞かれ、それから何年もメッセージをやりとりしている人もいます。遠い国で、たった1分ほどしか会っていないのに。
たとえば家にいる犬を毎日撮っていると、犬の表情がわかってきたりして、写真がうまくなるかもしれません。それと同じように毎日ポートレートを撮りましょう。写真が上手になりたい人に質問です。先週、何人の写真を撮りましたか?
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この連載について
ワタナベアニ
写真家・ワタナベアニさん。年中無休、四六時中、カメラのシャッターを切り続けています。この連載ではそんなワタナベアニさんのライフワークともいえる、ポートレート写真を掲載していきます。レンズのむこう側で写真家は何を思っているのか、その様子...もっと読む
著者プロフィール
1964年生まれ。神奈川県横浜市出身。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務後「NINJA FILMS」設立。アートディレクター・クリエイティブディレクターとして「45R」などのブランディングデザインを手掛ける。2006年よりアートディレクターと並行して写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。