湯豆腐は冬の定番ですが、江戸時代の料理書『豆腐百珍』には掲載されていません。冷奴もそうなのですが、あまりにも簡単な料理なので、載せるまでもないと作者は考えたようです。
しかし、この湯豆腐。ちょっとしたところに気を配るだけで、味は格段によくなります。今日は湯豆腐の作り方を学びましょう。ポイントは『塩』と『土鍋』です。
本格湯豆腐
絹ごし豆腐……1丁
水……1L
昆布……10g
塩……小さじ1
かけ醤油(そばだし)
醤油……50cc
みりん……50cc
水……250cc
鰹節……5g
作り方
1.土鍋に水1L、昆布10gを入れて30分ほど置く。(【Tips 1】湯豆腐をなめらかにするための『土鍋』)
2.かけ醤油をつくる。醤油50cc、みりん50cc、水250cc、鰹節5gを小鍋にあわせて強火にかける。沸騰してミリンのアルコール分が飛んだら、ザルでこして鰹節をとりのぞく。
3.豆腐を8等分に切る。
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4.1の土鍋に3の豆腐、塩小さじ1を加えて強火にかける。土鍋以外の金属製の鍋の場合は弱火にかけて、ゆっくりと温めるようにする。(【Tips2】『塩』の力で豆腐をやわらかく)