ラーメンなのに2000円!? 粟島で遭遇した衝撃の一品とは

まだ知らない日本に会いに行く! あなたも新しい発見を求めて、“非日常”が味わえる離島を旅してみるのはいかがでしょうか?
国内30の離島を取り上げた書籍『離島ひとり旅』のなかから、いま著者が本当にオススメする離島の紹介と、離島での一期一会の記録を特別連載いたします!
第一回目は、離島デビューにオススメの島・新潟の粟島をご紹介します。

絶景ポイント多数!粟島サイクリング

新潟の離島といえば真っ先に佐渡島が浮かびますが、さらに北に粟島という小さな島があります。新潟県北部・村上市の岩船港より高速船で55分。島の大部分を山地が占め、人が住む集落は2つ。島全体が「粟島浦村」という自治体になっています。

粟島は私が離島を旅するキッカケとなった場所です。数時間あれば自転車で回れてしまう規模で、コンビニなし、飲食店数軒、それ以外は山と海! など“離島の魅力”が凝縮されていて、2011年に初めて訪れてからすっかりその虜に。以降、これまで4回リピートしています。日帰りでも楽しめますが、宿泊するのもおすすめです。

粟島には島の周囲約20㎞を一周する道があり「サイクリングするなら粟島!」と言えるほど、自転車好きには特におすすめです。ちなみに、路地やハイキングコースを除き、島にある道路は集落間を結ぶ道と、島をぐるっと囲うこの道の2本のみ(!)です。

自転車は高速船で持ち込めるので本格派なら持ち込みを推奨します。港の観光案内所でレンタサイクルも可能で、私はレンタサイクルを利用しました。ただし、借りたのは3段切替付のママチャリだったのでキツイ登りはこぐのを諦め押して歩くことに……(笑)。電動自転車の有無は案内所に問い合わせを。

おすすめのサイクリングコースは、港のある「内浦」を海に沿って北上し、休憩や写真撮影を随時はさみながら反対側の「釜谷」で昼食をとって戻ってくる3時間ほどのルート。釜谷までの道中は飲み物が手に入らないので、必ず内浦で準備して出発しましょう。アップダウンがあるため体力は使いますが、その価値があると思えるほど、とにかく景色が美しい! 島の中心部が山になっているので左手に緑、右手に海の青を眺めながら気持ちの良いサイクリングが楽しめます。

「内浦」から山をはさんでちょうど裏側に位置する「仏崎」の展望台からの風景。新潟百景にも選ばれた、絶景ポイントです

さらに終盤、島の南端に向かう急勾配を登ったあと一気に下る海沿いの道の爽快さは病みつきです。途中に多数の絶景ポイントがあるので、寄り道しながら楽しみましょう。

名物のわっぱ煮と変わる島の風景

集落の中を散歩したり港前の通りを歩いてみたりすると、島の雰囲気や文化をより近くに感じられます。港がある東側の地区「内浦」でぜひ試してみてほしいのが、粟島名物のわっぱ煮。これはスギを曲げて作った「わっぱ」に焼き魚とネギ、味噌、お湯を入れ、そこに焼いた石を落とし、熱で煮立たせる名物料理で、その時期の旬の魚が楽しめます。粟島浦村役場の横には「おみやげの店」と書いた味わい深い佇まいの売店が。3度目に訪れたときになぜか「ほしい人はどうぞ」とテレホンカードをいただきました。

わっぱ煮はメバル、カワハギなど、その時期の旬の魚を使用した漁師料理。内浦の「みやこや」でいただきました

最初の旅では、昭和感漂う島の雰囲気を強く感じたのですが、2度目の旅では、港の横にオシャレなカフェができていることにとても驚きました。こちらのカフェ「そそど」は東京から移住してきたご夫婦がオープンしたお店で、海を眺めながらのんびり過ごすにも、サイクリング後の休憩にもぴったり! とても素敵な一軒でした。

カフェ「そそど」の外観

飲食店の開閉業はどこにでもあることですが、小さな離島ではちょっとした変化でも驚くほどの違いを感じます。移住者によって島が変わることもよくあり、数回訪れることで島の変化を感じることができるのも、離島ならではの“面白み”のひとつです。

「かもめ食堂」幻の粟島ラーメン

西側の集落「釜谷」には「かもめ食堂」(どこかの映画で聞いたような名前)があります。こちらでは島で獲れた魚介を使った料理を味わえますが、その価格からも、ひときわ興味をそそられたのが「粟島ラーメン」。「ラーメンなのに2000円もするなんて、一体どんなものなのか……!?」と期待しながら店まで自転車をこぐこと1時間半。やっとの思いで到着し、注文するとまさかの「予約のみ」という回答が! ここまでの道のりを思うとかなりのダメージでしたが、磯ラーメンや浜カレー、海そうめんなどのメニューにトライ。どれも海の幸たっぷりで美味でした。

「かもめ食堂」の外観

その後、3度目の旅で念願の「粟島ラーメン」を食べることができましたが、対面したときの衝撃といったら……! 何人前あるのだろうというサイズに、贅沢すぎる海の幸。アワビ、サザエ、メカブ、ワカメ、イカ、タコ……。どれも刺身で食べたらおいしそうで、値段にも納得。ラーメンとコラボの味はいかに!? ぜひ皆さんの舌で確かめてみてください。

豪華な海の幸をたっぷり使った「粟島ラーメン」

離島デビューにオススメの島からマニアックな秘島までご紹介!

離島ひとり旅

大畠 順子
辰巳出版
2018-07-31

この連載について

超リトウ系女子が教える、本当におススメしたい離島旅行

大畠順子

まだ知らない日本に会いに行く! あなたも新しい発見を求めて、“非日常”が味わえる離島を旅してみるのはいかがでしょうか? 国内30の離島を取り上げた書籍『離島ひとり旅』のなかから、いま著者が本当にオススメする離島の紹介と、島での...もっと読む

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コメント

FujiiAtsutoshi これは島まで行って食べてみたい! 2年弱前 replyretweetfavorite

kanzmrsw 粟島,行きたいリストに追加。 2年弱前 replyretweetfavorite