一枚の写真が全てを物語る
生まれてからずっと快便状態が続いていることもあり、便秘に悩んでいる人の話を聞くと、「申し訳ない」と思いながらも寄り添うことはできず、近しい間柄であれば、つい、「頻繁に便意がやってくるのも大変だよ」などと茶化してきてしまったのだが、先日、朝日新聞に全5回にわたって掲載されていた「松本明子と便秘」というストレートすぎるタイトルの連載を読みふけり、すっかり猛省している現在なのである。紙面には、便秘に悩んでいた頃の松本明子のX線写真が掲載されており、体の中に溜まった4キロもの宿便が、下腹部のみならず中腹部にかけて、大蛇のように住み着いていたのである。一枚の写真が全てを物語る、とはよく聞くフレーズだが、久方ぶりにこのフレーズを一枚の写真に向けて投げたくなった。
3歳から40年間も便秘に悩まされていた松本明子は、16歳でアイドル歌手としてデビューするも、翌年、生放送中に放送禁止用語を叫んでしまったことで、しばらくの間、芸能界を干されてしまう。その間、自立神経が乱れまくりの日々を過ごし、深刻な便秘状態が続いた。『進め!電波少年』で過酷なロケを繰り返す日々が始まっても、生真面目な性格も手伝い、便秘は一向に改善せず、それだけではなく、ホットフラッシュなどの若年性更年期障害にも悩まされていたという。
便秘とサヨナラ
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