──2018年は創立80周年の節目ですが、近年の立正佼成会を取り巻く厳しい状況についてどうお考えですか。
当然、危機感はあります。ただ、大切なのは組織存続のための方策ではなく、どうすれば立正佼成会の教えが100年、200年先の世代まで残っていけるのかの方策です。その目的のためには、今まで既得権として持っていたものをどれだけ軽やかに手放し、次の形に「再編集」していくかが問われると考えています。
立正佼成会は、開祖(庭野日敬<にわの・にっきょう>初代会長)と脇祖(長沼妙佼<ながぬま・みょうこう>氏)を中心に30人に満たない会員から始まった教団です。それを思えば、もう一度原点に戻ることはさほど難しいことではないでしょう。
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