指示待ちの人は「いい人」をやめられない!? #5

頼みごとをされると何でも引き受けてしまう、他人から嫌われることが怖くてNOと言えない、いつも相手の指示を待っているあなたに、脳科学者・茂木健一郎さんが本音でアドバイスします。話題本『「いい人」をやめる脳の習慣』を一部公開!(毎週火更新)

指示待ちの「いい人」ではなく
「自発的ポジティブな人」になる!

2018年のFIFAワールドカップでは、我らがサッカー日本代表が健闘した戦いを見せてくれました。
選手たちが世界の強豪国と対等に渡り合う姿を見ていると「いずれ日本もワールドカップで優勝できる日が来るのではないか」とつい期待してしまいます。
しかし現時点で考えると、若手の台頭などいろいろと変化の兆しは見えているものの、日本の「段取り中心」のサッカーではワールドカップで優勝できないと思っている人もいるはずです。
段取り中心のサッカーとは、監督の指示には忠実に従えるのですが、自己判断で物事を打開するのを苦手とすることを意味しています。

やはり、ワールドカップで優勝する国の選手というのは、監督が指示する戦術以外の一瞬のひらめきや、相手が予測できないような創造性のある自発的なプレーに長けているものです。
こうした自発的なプレーの獲得は、先ほど述べた日本の「野球」と同じく、この国がこれから克服すべき課題なのだと思います。

「指示を出さなければ、メンバーは何もできない」という前提で動いている組織と、「指示を出さなくても、メンバーは期待以上のことができる」という前提で動いている組織では、コミュニケーションの方法やメンバーの姿勢がまったく異なるということです。
いうまでもなく、多くの日本人選手は前者であり、そこが日本のサッカーや野球が抱える「世界との差」になっています。

もちろん、どちらが正解でどちらが不正解ということではありません。どちらも組織論としては正解となり得るわけです。
ただ、個人の自発性や自由な創意工夫を前提にした組織運営のほうが、より強い個や組織をつくりあげるということは間違いありません

言われる前に、やると決める習慣をつける

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茂木健一郎 「いい人」をやめる脳の習慣

茂木健一郎

「いい人」をやめると、脳がブルブル動き出す! 他人の目に意識を向けず、自分のために脳を働かせれば生きるのが驚くほどラクになる。 ムダな我慢をあっさり捨てて、自分の人生を充実して生きるための茂木式・ポジティブ人生操縦法!

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コメント

shonanmanabiya 自分への無茶ぶりで自発的な脳を創る。 7ヶ月前 replyretweetfavorite

mush_taka https://t.co/GWIKZ6cMQq 7ヶ月前 replyretweetfavorite