①会った時より、
別れ際が感じいい。
感じのよさは、会った瞬間よりも別れ際で差が出ます。
感じのいい人と思われたくて、会った瞬間はみんな頑張るのです。
それなのに、「会った瞬間のあのテンションはどこに行ったの?」と思うほど別れ際につれない態度をとる人がいます。
「別れ際にウジウジ引っ張れ」と言っているのではありません。
別れ際も、会った時ぐらいの感じよさが必要なのです。
ロサンゼルスにあるシューティング屋さんのご主人は映画に出てくるような怖い人でした。
銃の扱いを説明する時に、ニコリとも笑わないのです。
「やっぱり銃は厳しく指導しないといけない。これはいいことを教わった。いい体験をした」と思っていると、帰りがけにその人がニコッと笑いました。
2時間ずっと笑わなかった人が最後に、「これは映画の技か」とツッコみたくなるほどニコッと笑って、「いい人」と感じたのです。
「私は不愛想なので」と思っている人はチャンスです。
ふだん全然笑っていない人が、別れ際にニコッと笑うだけで、ずっと笑っている人よりもっと好感度が上がります。
ずっと笑っていた人が帰りがけに笑っていない時の方が、「あら?」と思って感じ悪い印象になるのです。
感じのいい人になるコツ
別れ際に、感じよくしよう。
②前に座る人が、 選ばれる。
講演で感じのいい人は、「一番前に座る人」です。
一番前に座るのは勇気がいります。
当てられる可能性もあるし、こっそりあくびもできません。
大学の授業でも、ほとんどの人が誰かの陰に隠れようとします。
授業の途中でパンを食べたり、メールを見たり、悪いことをしたいからではありません。
どうしても遮蔽物(しゃへいぶつ)をつくろうとする意識が働くのです。
感じの悪い人は、机を1個あけて後ろに座ります。
「なんで詰めないのかな」と感じます。
主催者が「前の方があいてますよ」と言った時に、「ラッキー」と前に出てくる人は感じがいいです。 「前より、ちょっと後ろめの席が好きなんです」という人もいます。
「好み」とは、「自分の感じのよさ」です。
「自分の感じのよさ」と、「相手の感じのよさ」のどちらをとるかは好き好きです。
自分主体で考えるか、相手主体で考えるかの違いです。
どちらが正解かではありません。
どちらも、正解です。
座る位置で、生き方が分かれるのです。
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