週刊ダイヤモンド
#6 高く売りたいならオレたちを使え! 追いすがる楽天、ヤフー
ユーザー数が多いほど利便性が高まるフリマアプリは、メルカリの独走状態だ。楽天とヤフーは、売り手の金銭メリットを前面に打ち出し、必死に巻き返しを図っている。
「メルカリとの認知度の差を埋めるためには、テレビCMなどの投資が必要になる。効率を高めるために、サービスを統合した」
こう語るのは、フリマアプリ「ラクマ」を運営する楽天の長谷川健一朗ヴァイスジェネラルマネージャーだ。2014年11月からラクマを展開する楽天は、16年9月に競合の「フリル」の運営会社を買収。今年2月には両サービスを統合し、ブランドをラクマに一本化してメルカリを追撃する。
ラクマのウリは、販売手数料が3.5%とメルカリの10%よりも安いこと。単価が高いほどユーザーの手数料負担で差をつけられるため、「高額品の市場を狙っていく」と長谷川氏は力を込める。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
1000万人以上が使うようになったフリマアプリ「メルカリ」。日々100万点以上が出品され、あらゆるモノに値段が付く。そこで形成される相場は、消費者の声を具現化した現代の価値のバロメーターだ。そのデータをメルカリは握っている。本誌が独占...もっと読む
著者プロフィール
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