がんばって稼ぐ人」が一生掛かってもお金持ちになれないワケ

「頑張ってお金を稼ぐ」のはそもそも間違っている!?

かつて借金が500万円以上あったどん底から、その後の10年間で資産を1億円にまで増やすことに成功した田口智隆氏(新刊に『1億円の法則 古今東西の大富豪に学んだお金の真実』がある) に、真のお金持ちになる秘訣をお聞きました。 お金持ちになるために必要なのは「稼ぐ」ことではなく、○○することだった…。

「お金の法則」は「重力の法則」と同じで「不変」

あなたは、たまたまこの記事をみて、ここを読んでいる。

多くの情報があふれる今、この記事を見つけてくださったことは「奇跡」と言えるだろう。 ぜひ最後まで読んでみてほしい。

いきなりだが、断言しよう。この記事を見ているあなたはツイている。

なぜなら、この本には「古今東西のお金持ちになるための知恵」が詰まっているからだ。これまでに出版されたマネー本の名著を10冊以上読んだのと同じくらいの価値があるはずだ。 本書の知恵とノウハウをインストールすれば、あなたはきっとお金持ちへの道に導かれるであろう。

私はかつて借金が500万円以上あった。しかし、その後の10年間で資産を1億円にまで増やすことに成功した。今ではお金に困ることはまったくない。お金のために働くステージはとっくに卒業している。 「そんなことが可能なのか?」と思われたかもしれない。 心配は無用。可能だ。

私はお金を増やすために、決して特別なことをしたわけではない。怪しい商売に手を染めたわけでもない。大博打をして一攫千金、というわけでもない。 ただ、あなたより少し早く「お金の法則」に気づき、実行に移しただけだ。お金の法則は重力の法則と同じように、不変のものだ。その法則をいち早く知り、実行に移すだけ。実はとてもシンプルなことなのだ。

この連載では、私がドン底だった時代にどんな本を読み、そこからどんな知恵を授かり、どう行動し、その結果どんな変化が起きたのか? そのすべての歩みをご紹介したい。

登場する本は古いものがほとんどだが、そこに書いてある「本質」の部分は、今 でも十分に通用するものである。 私は多くの本を読み「お金のプロフェッショナル」たちの知恵、哲学、ノウハウのエッセンスを抽出した。

すると、共通する「法則」が浮かび上がってきた。 それを私は「1億円の法則」と名付けた。

この法則をきちんと理解すれば、私が10 年かけてきた試行錯誤で得た成果をこの1冊であなたは手にすることができるだろう。

法則1【たくさん稼いでも、お金持ちにはなれない】

あなたは「お金持ちになるには、たくさん稼げばいい」と思ってはいないだろうか?

年収300万円でダメなら500万円。500万円で足りないなら1000万円。そうすれば、きっといい暮らしができて悠々自適に生きていける。そう思ってはいないだろうか?

実はこれが、お金持ちになれない「罠」だったのである。

私の話をしたい。 28歳。塾講師の仕事について8年が経とうとしていた。 2年間の浪人生活を経て、やっとの思いで入学した東海大学を、わずか1年半で中退。そして、予備校に通っていたときから憧れていた塾講師の職についた。 両親には大学を中退して塾講師になることを大反対されたが、私の決意は変わらなかった。塾講師こそ「自分の天職」だと思っていたからだ。

私のことを、まるでアニキのように慕ってくれる子どもたち。これまで勉強嫌いだった子どもが、私が教えることでみるみる自信を取り戻す。表情が明るく輝き出す。そんな成長ぶりを見守ることが、なによりも楽しみだったのだ。

給料も悪くなかった。月給、50万円。20歳そこそこの若者にとっては、十分すぎる金額だ。仕事はやりがいがあり、しかも給料はいい──。


私は調子に乗った。 学習塾の授業は22時ごろに終わる。その後、翌日の授業の準備をしていると、たいてい午前0時を回る。私は毎晩、アルバイトの講師たちを引き連れて、はなやかな夜の街に繰り出していた。

ときは1990年代の半ば。時代はすでに「失われた10年」と呼ばれる不況に突入していたが、私は50万円の月給を手にして、ひとりバブル状態だった。 毎晩、アルバイトの講師たちを連れてネオン街で飲み歩き、支払いはすべて私が持っていた。

もちろん、現金などないからカードでリボ払いだ。高級ブランドの服や靴も買っていた。月に20〜30万円が洋服代に消えていくこともあった。 競馬やパチンコといったギャンブルにもハマった。

週末は同僚を引き連れて、場外馬券売場に通い、勝っては祝勝会、負けては反省会と言って飲んだ。 これだけ湯水のように浪費していたら、50万円の月給なんて数日で吹き飛んでしまう。しかし、いつも「リボ払い」でしのいでいた私は、だんだん膨らんでいく借金を見て見ぬふりをして、お金を使い続けた。

「お金なんて、豪快に使って、そのぶん豪快に稼げばいいじゃないか」 「お金は使えば使うほど増える」 どこかで聞いたそんな言葉を信じていた。

のちに学ぶことになるのだが、お金持ちになるために必要なのは「稼ぐ」ことではなかった。ふつうの人がただ稼いでも、そのぶん使ってしまったり、税金をとられてしまったりするだけで、お金は一向に増えていかないのだ。

お金持ちになるために気にするべきなのは「収入の多さ」だけではない。「収入から支出を引いた差額」を見るべきだったのだ。

ポイント:「稼げばいい」ですませてはいけない

法則2【お金で幸福は買えないが、不幸を 避けることはできる】

月給は50万円あったのに、なぜか借金は500万円になっていた。1枚だったクレジットカードの枚数も5枚に増えていた。

複数のクレジットカードでキャッシングなども繰り返す中、月々20万円のリボ払い返済を含め、支払いをなんとかやりくりしていた。 借金はますます膨らむばかり。とうとうクレジットカードを複数使っての自転車操業にも限界が来た。

そしてついに、私は禁断の果実「サラ金」に手を出してしまったのだ。 サラ金のカードをつくると同時に、私の頭の中で「サラ金=高い利息→厳しい取り立て→払うことができない→借金苦による自殺」という最悪のストーリーがどんどん展開されていった。

「マズい、さすがにこの状況はいくらなんでもマズすぎる……」 そう頭ではわかっていながらも、なかなか生活を改められないでいた。 一度ついた習慣は、なかなか変えられないものなのだ。

そんなとき、私の人生を180度変える1冊の本との出会いがあった。

忘れもしない。28歳の年末だ。 学習塾の同僚たちと忘年会をした帰り、深夜まで開いている駅前の書店にふらりと立ち寄ったときのこと。千鳥足で、入り口付近に平積みにされていた本に近づいた。酔ってボンヤリしている頭に、その本の帯に書かれているキャッチコピーが飛び込んできた。

お金で幸福を買うことはできないが、不幸を避けることができる 私の酔いは一気に覚めた。それどころか稲妻に打たれたような衝撃を受けた。 その本こそが、アメリカの大冨豪が「お金の哲学」を語ってベストセラーとなった『金持ち父さん貧乏父さん』だったのだ。

夢中でページをパラパラとめくると、そこにはこんなことが書いてあった。

本当の唯一の資産は私たちの頭脳である。
「そうか、私の財政状況はボロボロだが、頭を使えばいいじゃないか! きっと、まだ遅くない。頭を使ってこの状況を変えるんだ!」 そしてこんなフレーズも見つけた。

人生で大切なのは「どれだけのお金を稼げるか」ではなく「どれだけのお金を持ち続けることができるか」である。 「ただ稼げばいい」と思っていた私には、とても大きな発見だった。 私は平積みされた1冊を手に取り、すがるような気持ちでレジに持っていった。

ポイント:問題を解決し、お金を生むのはあなたの「頭脳」

法則3「負債と支出は あなたのポケットから お金を奪う」

どうすればこの借金生活から抜け出すことができるのか?

私は、家に帰って夢中で本を読み進めた。 『金持ち父さん貧乏父さん』には、これまで学校では一切教えてくれなかったような、お金に関する知恵が詰まっていた。 中でも、本書のコアとなる考え方はこれだろう。 「資産」は私のポケットにお金を入れてくれる。

「負債」は私のポケットからお金をとっていく。 これだけ聞いてもピンと来ないかもしれない。「資産」と「負債」は、どう違うのか? まず、ここから説明しよう。私も含めて多くの人々は、会社から給料をもらう。これが「収入」だ。そして収入の中から、光熱費や通信費、クレジットカード、住宅ローンなどのお金を支払う。これが、いわゆる「支出」と呼ばれるものだ。

この支出のうち、クレジットカードの借入金や未払い金、住宅や車のローンなどはすべて「負債」に入る。 よく、「マイホームは資産であって、負債ではないでしょ?」という質問を受けるが、もしあなたが、マイホームを全額キャッシュで購入していれば「資産」だ。住宅ローンを支払う必要もないし、マイホームを他人に貸すことで収入を得ることもできる(ただし、その価値は年々減っていく場合がほとんど)。

しかし、ウン十年の住宅ローンを組んで購入したのなら、残念だがそれは、紛れもなく「負債」となる。 長期のローンを組んで住宅のお金を支払い続けると、確実に、あなたのポケットからお金がとられていく。これが負債でなくて、何であろうか? しかし、多くの人はこれを「負債」と気づかずに購入してしまい、自分の首を自分でしめることになる。

収入(給料)で負債を買い続けていては、いつまで経ってもお金は貯まらない。それどころか、もっとひどくなると、私のように負債が膨れ上がり、借金で首が回らなくなる。

では、どうすればお金が貯まるのか?

それは「負債」を増やさず、「支出」をできるだけ抑えることだ。 その上で、ポケットにお金を入れてくれる「資産」を買うのである。 『金持ち父さん貧乏父さん』ではこうも言っている。

お金があっても問題は解決しない。お金の流れを変える必要がある。 お金を増やしたところで、頭の中の「お金の流れのパターン」を加速するだけだ。

まずは、流れを変えないといけない。 私のお金の流れのパターンは完全に「貧乏人のお金の流れ」と一致していた。収入が入ったら、ブランド品や交際費にあて、足りなくなったらカード払い。月々の返済もある。

資産と呼べるものなどほとんどなく、収入はすべて負債に吸い込まれていった。負債は放っておくとさらにお金を吸い取っていく。「悪魔のスパイラル」だ。

一方で「お金持ちのお金の流れ」は、収入を株や不動産などの資産にあてる。株の配当や不動産が生む家賃などでさらに収入はアップする。お金がお金を生む流れができあがっており、完全に「天使のスパイラル」と言えるだろう。

「なんとかして、流れを変えなければいけない!」 そのことにようやく気づいたのだ。 私はせっせと働いて、「負債」にお金をつぎ込んでいた。負債にお金をつぎ込むことは、将来の自分の首をしめているようなもの。収入を資産にあてなければいけない。

その流れをつくらない限り、この悪夢は永遠に続くのだ──。

ポイント:「資産」と「負債」の違いを理解しよう


一度きりの人生を「貧乏」のまま終えますか?

この連載について

1億円の法則 大富豪に学んだお金の真実

田口智隆

ようこそ、1億円の世界へ。 「お金持ちになるのか?」 「一生お金に困りながら生きるのか?」 選ぶのは2つにひとつ。自由に選べばいい。 かつて借金が500万円以上あった著者が10年間で資産を1億円にまで増やすことに成...もっと読む

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コメント

cypstep #スマートニュース 4ヶ月前 replyretweetfavorite

cdmi2588 奇跡の記事に出会えたみたい笑 4ヶ月前 replyretweetfavorite

tomotaka_T 新連載がスタートしました。今回の連載も1分あればサクッと読めるので移動時間や休憩時間にご一読して頂けると嬉しいです。 https://t.co/uEU3cEn9e7 4ヶ月前 replyretweetfavorite