インフレしている世界、デフレしている日本

お金を増やすためには、お金の使い方を知ることです。
以下で、該当する項目があれば、お金の使い方を間違っています。
 □家は会社の駅の沿線で選ぶ
 □車や家を買うなら新車・新築
 □スーパーでは現金で支払う
 □節約をしている
効率的なお金の使い方こそが、お金を増やす法則なのです!
書籍『使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり―』より、今すぐ誰でもできる、効率的なお金の増やし方をご紹介。毎週火・金に配信。

Rule
給料は上がらなくても
モノはどんどん高くなる


 日本のインフレ率が1%を超えたのは、2000年以降ではなんと2008年と2014年のみです。
 2000年と2016年の物価を比較すると、物価は下がっています。
 確かに、牛丼もハンバーガーも値上がりした印象がないですよね。

 一方で、G7と呼ばれる主要7カ国(アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、イタリア)の物価平均は2000年以降、年平均1%以上で上昇しています。
 もちろん、この中で、日本が上昇率を押し下げているのは、言うまでもありません。

 実際、世界のインフレに反してデフレが続いた日本は、外国人にとって、割安な国です
 イギリスの経済専門誌『エコノミスト』が発表した、各国のマクドナルドのビッグマックの2000年と2018年の価格(米ドルベース換算)を図で表してみました。

世界のビッグマックの値段

アメリカ 2・5ドル→5・3ドル
カナダ 1・9ドル→5・3ドル
イギリス 3・0ドル→4・4ドル
日本 2・8ドル→3・4ドル

  なんと、2018年時点で、ビッグマックを一番安く購入できるのは日本です。

 さらに、アメリカやカナダでのビッグマックの価格がここ18年で倍増したのに対して、日本は微増です。
 2000年から現在までの間に給与が増加していない日本において、アメリカ並みにビッグマックを値上げしたとしたら、マクドナルドは売り上げが落ち、日本撤退を余儀なくされたでしょう。

 逆にこのデータは、アメリカでは価格倍増が受け入れられるだけの給与増もあったということを証明しています。
 ビッグマックが最安値な日本ですから、訪日外国人にとって日本の物価が高いという感覚はもはやないでしょう。

 インフレしている世界に対して、デフレが続いている日本
 日本政府は国民間の所得格差を埋めるのに必死ですが、世界レベルで見れば、デフレが続くことで日本と世界の間でも所得格差が生まれているのです。

 外国人との所得格差が起き始めている日本人にとって、さらに厳しい状況になるであろうと予想されるのが、グローバルブランドの台頭です。
 世界がつながっている今、サービスもモノもグローバルで統一されていることが増え、洋服でもスマホでもグローバルメーカーの製品を、私たち日本人は当たり前のように手にしています。
 そして、グローバルに展開しているブランドは、国によって大きく値段を変えることはありません。

 例えば、アイフォン(iPhone)は、日本で購入してもアメリカで購入してもほぼ同じ価格になっています。
 シャネル(CHANEL)やグッチ(GUCCI)などのハイブランドも、かつては海外旅行先の免税店で購入すると20%オフなど、海外旅行は割安にショッピングできるという意味合いもありました。

 しかし今では、どの国で購入してもほぼ同一価格です。
 ザラ(ZARA)などのファストファッションでグローバルに展開しているブランドでは、商品のタグに日本円の他、ユーロやポンドでの価格も表記されている場合がありますが、計算すると、やはり日本円の価格とほぼ同等です。

  このように世界同一価格が一般的になっていく中で、世界の物価は上昇していますから、モノは世界レベルでは確実に値上がりしていきます
 外国製品の値上がりだけでなく、例えばユニクロの衣類や資生堂の化粧品など、外国人ファンがいる日本製品も値上がりします。

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使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり―

垣屋美智子

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