減価償却」の観点でモノを見る

お金を増やすためには、お金の使い方を知ることです。
以下で、該当する項目があれば、お金の使い方を間違っています。
 □家は会社の駅の沿線で選ぶ
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Rule
資産としては、減価償却年数が長いモノが向いている

 モノの価値を見極めるためには、そのモノの寿命を見ます。
 食べ物であれば賞味期限、製品であれば耐用年数です。賞味期限同様、耐用年数が残り少なくなればモノの価格は安くなります。

 この耐用年数を会計の世界では「減価償却年数」といいます。

 例えば、10万円で購入したパーソナルコンピューター(PC)の減価償却年数(=耐用年数)が5年だとした場合、1年ごとに2万円ずつ価値が下がっていきます。丸5年たった後の価値はゼロです。
 このPCを2年落ちで購入する場合、2年で4万円価値が下がるので、妥当価格は6万円になります(実際の取引価格は、使用状況と市況を加味して決められます)。

10万円のPCの減価償却年数 

 ですから、中古品が新品よりも価格が安くなるのは、誰かが使った後だからという理由だけでなく、新品でないため耐用年数が短いからということでもあります。

  電化製品は、技術革新もあるため、最新モデルと比べたスペック(仕様・性能)の低さも減価償却年数が短く、最終的に価値がゼロになってしまう理由です。
 価値がゼロになるため、資産ではなく消耗品の部類に入ります。

 少し前、テレビの画面が薄型ディスプレイに切り替わってきたときの話です。
 わが家にも、夫が独身時代に購入した某メーカーのプラズマテレビがありました。当時は革新的な技術とフラットテレビということで100万円はしたと思われます。
 けれども、地上デジタル放送対応していないので地デジへの完全移行後は、専用のチューナーをつなげたりして耐用年数を引き延ばすべく使っていました。

 しかしその後、ネット対応がどうしてもできないので、15年使った後、ついに処分することになりました。
 ところが、中古買取りをしてくれる業者も見つからず、結局無料で引き取ってくれる業者にお願いするしかありませんでした。

 100万円のプラズマテレビを15年使ったということは、1年当たりの費用は6万7000円、1カ月当たり5000円強にもなります。
 この金額は15年使っての額ですが、10年で手放したとしたら、1年当たりの費用はもっと高い計算になります。

  この例のように、新しい技術を即座に取り入れると、1年当たりの減価償却費が高すぎるということになるのです。

 一方で、技術革新などがほとんどなく長く使えるモノや時代の流行に影響を受けないモノなどは減価償却年数も長いので、価値が下がるスピードも遅くなります

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使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり―

垣屋美智子

お金を増やすためには、お金の使い方を知ることです。 以下で、該当する項目があれば、お金の使い方を間違っています。  □家は会社の駅の沿線で選ぶ  □車や家を買うなら新車・新築  □スーパーでは現金で支払う ...もっと読む

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