POINT1
年収300万の人は自分の話したいことをしゃべるが、
年収1億の人は相手が話したいことをしゃべらせる
▼相手にしゃべらせるポイント
年収1億の人は人に好かれるのがうまいため、「こいつと話していると、楽しい。また逢おう」と思ってもらえる。
それは話術に長けている、ということだけではない。相手が気持ちよく話せるよう、意識的に会話を促している結果としての人望だ。
一方、年収300万の人は、自分主導で会話をしたがる。自分をアピールして、大きく見せようとする。自分に自信がないから、自分の底の浅さを見抜かれないよう、話すことで隠そうとする。
それはたいてい、自分はどんなに有能で地位があるかなどという自慢話になる。たとえばこんな大きな仕事に関わっているとか、専門知識や業界知識が豊富とか、たくさんの仕事を抱えていて忙しいとか……。
しかしあなたも、他人の自慢話や自己アピールなんて聞きたくはないだろう。 そしてここにこそ、人心を掌握し、人間関係を強固にするポイントがある。
相手も本心では、自分をアピールし、自慢し、称賛されたいのだ。だったら、そうしてあげればいい。
「へえ、そうなんですか!」「それはすごいですね!」「それでどうなったんですか?」「さぞ大変だったでしょう?」などと、上手に合いの手を入れて会話を引き出すことで、相手は気持ちよく会話に酔うことができるのだ。
▼会話の主導権は「聞く」ことから始まる
多くの人にとっては、自分がしゃべるほうが楽しいものだ。だから相手にしゃべらせておけば、勝手にあなたに好印象を持ってくれる。
人は誰でも、自分の話を聞いてくれる人、自分に共感してくれる人を信用する。
これは恋愛でも同じで、聞き上手な人は男女問わずモテるだろう。
イメージで言えば、相手7割自分3割くらいだろうか。聞き役に回ることは、会話の主導権を握りつつ、信用を獲得するための「鉄板」のテクニックだ。だから「しゃべらせれば、こっちの勝ち」ぐらいの気持ちで接することだ。
しゃべらせておけば、
好印象と信用が手に入る!
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。