夫婦とは、この世の超・ブラックボックス
ご存知ですかっ。本日11月22日は「いいふうふ」の日だそうです! そのまんまですね。1・1・2・2。
といいつつ、家族のありかたも、「いい」夫婦像も、人によってだいぶ変わってきた2018年。これがいい夫婦だ、って一概に言えないですよね。世の中にも「夫婦のあり方ひとりひとり模索してこうぜ(むずかしいけど)」と言われているように思えます。
ならば! ここらでひとつ、「いい夫婦とはなんぞや」を考えるブックフェアをひとりで勝手にひらいてみました!!
文学と夫婦、って意外に深いテーマなのでは。というわけで、れっつごー!
①浮気はいいけど、チョコレートはだめ。
『いくつもの週末』江國香織(集英社)
たとえば「浮気はいいけど、ほかの女の人にチョコレートをあげちゃだめ」だとか、作家・江國香織の「夫婦」についてのエッセイ。すごくすごく素敵な文章だらけなのだけれど、その裏に妻から夫に対する視線の狂気が見えるところが、美しいんだか恐ろしいんだか。
夫とけんかをしてしばしば家を出てゆこうとする江國さんに、夫さんが「一時の気の迷いでそんなことをしちゃいけない」と言った場面。すると江國さんは「これが一時の気の迷いなら、結婚は恒久的な気の迷いだわ」と笑ったそうな。ラブってこんなにわかり合えないものなの!? まじ!? とゆとり世代の若者は慄いてしまうよ。
②恋と性と夫婦は両立するか!? cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
『1122①~④』渡辺ペコ(講談社)