答える人によって、世界の国の数は変わる!?

若い読者が急増中の『高校チュータイ外交官のイチからわかる国際情勢』から連載中の4つ目のテーマは、「世界の国の数のはなし」です。著者・島根玲子さんが「国の数から見えてくる世界のあれこれ」を2回に分けて紹介する第1回目です。

4 世界の国の数 のはなし── 国の数から見えてくる世界のあれこれ

「アイム・フロム・ホンコン」

 学生の頃、真っ赤な砂漠が見たくて、アフリカのナミビアへ旅行しました。

 首都のウィントフックから、ナミブ砂漠へ向かうバスの中で、アジア人の女の子と席が隣になりました。とても感じの良さそうな子だったし、長いバス旅だったので、ちょっと話しかけてみました。

 わたしは、挨拶と自己紹介をして、「あなたはどこの国の人?」と聞いてみました。すると彼女はにっこり笑って、「I’m from Hong Kong(香港よ)」と答えました。わたしが「中国人ね」と返すと、彼女は「違うわ、わたしは香港人よ」と言うのです。わたしは彼女の言っていることがよく分からず、「ん? でも香港は中国でしょ? つまり中国人でしょ?」と言うと、彼女は首をかしげながら、「うーん、まあそうなんだけど……、でも、わたしは自分のことを中国人というよりは、香港人と思っているのよね。『アイム・フロム・ホンコン』って言い方のほうがしっくりくるのよね」と言うのです。

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高校チュータイ外交官のイチからわかる!国際情勢

島根玲子

貧困、移民、難民、食料、エネルギー、関税、自由貿易、核兵器……etc.やりすごしている重大問題丸わかり! 元コギャル外交官が明快解説する『高校チュータイ外交官のイチからわかる!国際情勢』から特別連載!

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コメント

feilong “23332” https://t.co/tTTl7Xxbjj 6ヶ月前 replyretweetfavorite

sakuraikmu 香港が中国なのか、これも問題ですが、台湾と中国の問題を取り上げけてないのは、外交関係者として如何なものか??? 6ヶ月前 replyretweetfavorite