中学最後の夏休みは、遅すぎた精通でアンニュイ気分

山口少年の中学最後の夏休みは、あまりにも遅い精通のためか体調を悪くしてアンニュイに過ごすことに……。
とびきりかっこいいデザインだけでなく、還暦目前のプロ童貞としての独自の視点に基づく発言とライフスタイルも多くの業界人から支持されている山口明(58歳)の自伝『ワイルドチェリーライフ 山口明 童貞力で一億総クリエイター時代を生きる』。気になる中学時代は…?

なんでもかんでもゴッホのタッチ

──中学生になってからは何か変化がありました?

山口 とくにねぇな~。勉強も運動も相変わらずダメで、背もちっちゃくて137センチしかなかったのよ。そんな小さい制服がなくてさ、いちばん小さい制服を直してもらって着てたよ。いつも背の順はいちばん前だったね。趣味はプラモデルとかも飽きてきちゃって、ラジオで洋楽を聴くようになっていったな。日曜の朝に「ポップスベスト10」っていう洋楽ランキング番組をやってたのよ。それから当時は毎日のように洋画がテレビ放映されてたから、マカロニ・ウエスタンとかフランスのギャング映画ばっかり観ててさ。映画館にも通い出して、愛読書も『ホビージャパン』から『ロードショー』に変わって、完全に映画にのめり込んでいくんだよ。それでマカロニ・ウエスタンのサントラレコードを買うんだけど、親からは「なんで同じものばっかり買ってるんだ?」って言われたよ(笑)。

──興味ない人からすると、ジャケから音まですべて同じですもんね。女の子への関心はあったんですか?

山口 なかったなぁ。むしろ将来のこととかで頭がいっぱいだったよ。基本的に今の今までそうなんだけど、自分にしか興味ないからね。あの頃の中学生なんて今よりもっと幼いだろうし、周りのみんなもそこまで恋愛に興味なんてなかったんじゃねーか?

──好きなアイドルとかもいなかったんですか?

山口 ないな~。オレが中学の時のアイドルって桜田淳子や山口百恵よ? 好きになるか?

──なってもおかしくないですよ。じゃあ映画だったり、『ロードショー』のグラビアで海外女優を好きになったりはしたんですか?

山口 それはあったね。ナタリー・ドロンが好きだったなぁ。

──『個人教授』じゃないですか。やっぱり大人っぽい女の人が好きだったんですか?

山口 そうだな~。熟女マニアの片鱗があるね。あと通ってた絵画教室にちょっと年が上のお兄さんがいてさ、その人にいろいろ教わったりしてたから、同級生と比べると文化面は進んでたのかもしれないな。頭脳警察のアルバムを借りたりね。

──兄貴がいる奴とかそうですもんね。ちなみに絵画教室ではどんな絵を描いてたんですか?

山口 オレが最初にハマった画家がゴッホだったんだよ。絵画教室にたくさん画集があって、いろいろ観てたらいちばんピンときたのがゴッホで。それですぐに画集買ってさ、ゴッホの真似ばっかしてたよ。

──すごい中学生……。

山口 なんでもかんでもゴッホのタッチで描いてたよ。松戸のちょっとした風景画を描く時もゴッホのタッチ。

──逆に難しそうですよ、それ(笑)。

学校の怖い人たちに拉致られアフロの絵を描く
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ワイルドチェリーライフ 山口明 童貞力で一億総クリエイター時代を生きる

山口明 /市川力夫

とびきりかっこいいデザインだけでなく、還暦目前のプロ童貞としての独自の視点に基づく発言とライフスタイルも多くの業界人から支持されている山口明(58歳)の人生を追い、劇的に変化を続ける男女問題、やがて人口の約4割が独身世帯「ソロ世帯」に...もっと読む

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