Rule
日々の食材は毎日買うのでなく、
1週間分まとめて買おう
ショッピング好きな人が浪費しがちなのは想像がつくと思いますが、日々の生活でも要注意なのが、食事のための買い出しです。
夕食の買い出しのために、毎日スーパーに行く人もいるかもしれません。
毎日、あるいは、ほぼ毎日スーパーに行く人に知っておいてほしいことがあります。
それは、「買い物の回数と出費額は比例する」ということです。
食材か総菜を買うかという食料の内容に関係なく、スーパーに行く回数が増えれば出費も増えます。つまり、夕食の買い物は、毎日しない方が賢明なのです。
毎日買い物に行くと、無駄に特売品やデザートを買うだけでなく、「今日のみそ汁用の豆腐は家にあったかしら? 一応、買っておこう」などと、念のための品まで買ってしまいます。
買い物に行かなければ、ある品でやりくりするのに、行くと余計なモノや念のためのモノまで買ってしまうのです。そして、使わないうちに賞味期限が切れて、ゴミ箱行きのパターンになるのです。
それに食材を毎日買いに行くのは、20世紀のスタイルです。
今は冷蔵庫が大きく高性能です。1週間分の食材を冷蔵庫に保存するのに、何ら問題がありません。
「新鮮な刺身を毎日食べる」などのこだわりがないなら、食材は週1回の買い物で十分です。
それでも、毎日スーパーに行く理由は何でしょう。
冷蔵庫の中にあるものだけでは料理がつくれない。スーパーで食材を見ながらでないとメニューが決まらない。忙しすぎて総菜に頼りたい。重すぎて一度で運べない。などなど、理由はさまざまだと思います。
しかし、どれも切実なものではなく、〝生活の中のクセ〟を理由にしているだけです。
「毎日の食事のためには、毎日スーパーに行くのが当たり前」と無意識に思い込んでいるだけなのです。
だから、考え方を変えてみましょう。
1週間買い物に行かない前提で、食材を買うようにするのです。1日ごとの献立を考えるのでなく、1週間の献立を考えて買い物をします。
家にある食材だけでどう料理すればよいのか困ったときには、食材だけを入力してレシピ検索ができるクックパッドなど、インターネットサイトの活用も有効です。
また、総菜に頼りたい人は、発酵食品や冷凍食品、真空パック加工されている商品を利用しましょう。下ごしらえの必要がなく焼くだけでよい魚の開きなどをメニューに取り入れるのもよいと思います。
1週間分の食材の持ち運びが大変だと感じる人は、重いモノをネットショッピングにして配達してもらうのはどうでしょうか。
最近だと、スーパーの宅配サービスが増えており、その利用も可能です。
また、1週間に1回だけのスーパーへの食材買い出しは、資金流出を防ぐ効果だけでなく、時短にも有効です。
毎日30分スーパーに時間を使っているとすれば、1カ月で15時間になります。
週1回の買い出しの場合、1回1時間とすると1カ月でたった4時間ですから、毎日買い出しに行くのに比べて、11時間もの時短効果があるのです。
毎日と週1回の買い出し時間の比較
食材の買い出しでお金を無駄に使うだけでなく、時間まで無駄にしてしまっているのは非常にもったいないですよね。
毎日買い物に行く人というのは、そのつど「今日の夕飯は何にしよう」と考えるわけですが、まとめ買いをすると、1週間で大体何をつくるか決まってきますので、日々献立を考えないでよいのです。
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