Rule
セールで買い物するのは、
ただの無駄遣いになりかねない
セールが大好きな人、いると思います。
シーズンごとのセールやアウトレットモールでの買い物は、「安く買えた!」と〝お買い得感〟を味わえます。
けれど、「安いから」という理由で買ったモノの大半は、あまり大事にしていなかったり、買ったこと自体を忘れていたりすることもあるのではないでしょうか。
そう、安くてもあまり使わないモノを買ってしまい、本当にほしいモノだったのか分からなくなってしまうのが、セールの落とし穴なのです。
あるブランドのセール会場でのことです。
洋服を探していたひとりの女性がワンサイズ大きいのだけれど、気に入ったモノが見つかったらしく、買うか買わないか非常に悩んでいました。
それを見ていた、その女性の友人は、「すてきな服だけど私ならサイズが合わないものは買わないわ」とポツリと一言。
的を射た言葉に、悩んでいた女性も絶句していました。
普通に考えて、ワンサイズ大きいものは買わないですよね。
それでも、悩んでしまうのは、それが割引価格で、彼女がラックに戻したら誰かが買ってしまうと思ったからでしょう。
結局その女性が買ったか買わなかったかは分かりませんでしたが、買ったとしても、きっとタンスの肥やしになるであろうことは容易に想像できました。
また、私の友人は、アウトレットモールに行くために、ホテルからタクシーを使っていました。
ホテル代やタクシー代を考えたら普通にデパートに行ってもよいのではと思いますが、それくらいセールの〝お買い得感〟は人を惑わせるのです。
割安感に目がくらむのが、セール。
「安いから」という理由がメインになっていないか、本当に気に入って買いたいのか、冷静になって判断するのは難しいです。
そんなときは、いったん店を出て、冷静になって考えることも必要です。
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