Rule
節約は自己満足であり、節約になっていない場合が多い
はっきり申し上げます。
資産形成をしたいのであれば、まず節約行動をやめるべきです。というのも、そもそも節約行動と思っている行動が、ただの自己満足である場合も多いからです。
私の知人に節約が大好きな女性がいます。
彼女は食事の後、お皿を洗うときお湯を使いません。ビニール手袋を使って冷水で食器を洗うのです。冬場だと冷たいし、お湯の方が汚れの落ちが早いのではと思います。洗剤のすすぎも時間がかかるようで、なんだか無駄に水を使っている気もします。
また、彼女は安い食材を求めてスーパーのはしごをします。そのための移動手段は車なのでガソリン代の方がかかっている気がします。それに車なので家までの持ち運びの苦労もなく、行ったお店の先々で、そんなに必要ではない〝お買い得品〟ばかりを買ってしまうそうです。
このように、節約行動は客観的に見ると苦行なだけであったり、そんなに節約できていなかったりします。本人は「節約している」と自己満足してしまうために、お金の使い方が改善されないという悪循環に陥りがちです。
何より、効果がよく分からない節約行動は時間の非効率な使い方になってしまいます。
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