写真で話そう

人はそのテリトリーで表情が変わる

人は時と場所で表情を変えます。仕事なら仕事の、家なら家の顔を持っているもの。そこを敏感に感じ取るのが写真家です。今回のワタナベアニさんの連載は、そんなそれぞれのテリトリーにおける表情のお話。自宅って、たしかにこんな表情をしていますよね。

ワタナベアニです。今回はテリトリーの話です。人をスタジオで撮ると「スタジオにいる顔」になります。自分の領域だと、カメラマンがレンズを向けているという違和感さえ取り除くことができれば、普段の顔が写ります。

この5枚の写真はどれも、それぞれのテリトリーの中で撮られています。職場だったり自宅だったり。いつもその人がいるべき場所にいてもらうと、不要な演技が生まれることがありません。街角のポスターの前に立っているのは、向かいの店で仕事をしていた男性ですが、何度も外に出てはここで休憩していました。

モデルを不自然に立たせてしまうと、無理に演じている雰囲気がそのまま見る人に伝わってしまいます。いい撮影場所を見つけたら、モデルにはそこに「住んでいる人」のように立っていて欲しい。リアルというのとは違う気がしますけど、偶然そこにいる必然性みたいなものが感じられると、物語を想像しやすいんですよね。

自宅にてスッピン

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ワタナベアニ

写真家・ワタナベアニさん。年中無休、四六時中、カメラのシャッターを切り続けています。この連載ではそんなワタナベアニさんのライフワークともいえる、ポートレート写真を掲載していきます。レンズのむこう側で写真家は何を思っているのか、その様子...もっと読む

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コメント

die_kuma なにこれちょうイケメンが載ってるじゃーん!! 2年弱前 replyretweetfavorite