赤ちゃん連れの電車で、私が嫌な思いをしたことがない理由

子育て中、赤ちゃん連れで電車に乗って肩身が狭い思いをしたり、嫌な思いをしたことがあるという人は少なくありません。赤ちゃんが泣いてしまったときに、周りからの冷たい視線や心ない言葉を浴びせられてトラウマになったという人もいます。しかし、下田美咲さんは、子連れで電車に乗って嫌な思いをしたことは一度もないと言います。一体なぜなのでしょうか?

ここ数年で、ママモデル・ママタレントというのがジャンルの1つとして確立されてきたように思う。SNSの世界では、子育てママのリアルを語ったテイストの投稿を頻繁に見かける。

それらを読んでいて感じるのが、どうやら子育てママが電車でお出かけをすると肩身の狭い思いをしたり、嫌な思いをする、というのが一般論になっているらしいということ。

赤ちゃん連れに対して世間の風当たりは強く、電車の中で赤ちゃんが泣いたりすると「うるさい!」と怒鳴られたり、ベビーカーでモタモタしていると舌打ちされたりして、「もう電車に乗りたくない…」という気持ちになるらしい。

以前から書いているように、私は週2回はお出かけデートをしていて、電車もかなり利用している。

しかし私は、赤ちゃんを連れていたことで嫌な思いをしたことなどなければ、「世の中は赤ちゃんに冷たい」「子連れへの理解がない」などと感じたことも一度もない。

電車の中で嫌な思いをしている人は……

私が思うに、電車の中で嫌な思いをしているママさんというのは、本人が「赤ちゃん可愛い!子ども大好き!」というタイプの、典型的な良い人なんじゃないか、という気がする。

つまり、これまで生きてくる中で、たまたま居合わせた赤ちゃんに良くしてあげてきた人。子連れの人を見かけたら進んで手を差し伸べてきて、当たり前に協力してきた人。

そんな風に赤ちゃん連れに優しい人は、世間に対しても、そういう期待をしているフシがあるように思う。自分が人にやってきた分だけ、自分も人からやってもらえるものだと思っている、というか。

だけど現実は、赤ちゃんや子どもに無関心な人もたくさんいるし、見ず知らずの人のために立ち止まって手を貸すという発想が無い人もたくさんいる。

良い人の多くは、自分の人の良さを普通だと思っていて「このくらいのこと当たり前だよ」という感覚を持っている。つまり、人が人に優しくすることを「普通で当たり前なこと」だと思っている。だけど、それは当たり前なことではない。

この辺りのギャップが、子育てママの「世間は子連れに冷たい」という感想の背景にあるように思う。そしてだからこそ私は「冷たい」などと思ったことがない。

私は赤ちゃん連れを迷惑だと思っていた

というのも私は、まず「赤ちゃん・子どもが大好き」なタイプでは全くない。どちらかといえばキライ。我が子だけが特例で大好き。

だから独身時代は、世の中の赤ちゃん連れに対しては鬱陶しさしか感じていなかったし、多くのことに「迷惑だ」と思っていた。「子どもだから仕方ない」なんて思わなかった。

子どもとは、ただ単にサイズの小さな人間であって、可愛いかどうかは顔立ちによるし、好きになるかどうかは性格による。無条件に特別視するような対象ではない。そう思っていたから、ウザい言動をしてきたらウザかったし、迷惑行為は迷惑行為でしかなかった。野放しにしている親にも呆れていた。

だから自分が親になった今も、「子どもってだけで特別扱いしてもらえる」とか「子連れってことで優遇してもらえる」なんて期待は当然に持たない。電車の中で手間取っていたら手伝ってもらえるとか、ぶつからないように避けてもらえるなんて、そんな優しい世界を想定していない。

だからこそ、私が赤ちゃん連れで電車に乗る時には、周囲の人からは「うわ、子ども!」「げ!子連れだよ!」と思われているのだろう、という想定をする。そして「とにかく人に迷惑をかけないようにしなくちゃ…!」と考える。

だって、ただでさえイラっとされてる存在なのに、さらにカンに触るような行動をしてしまったら、もはや攻撃されてもおかしくない。だけどそれは困る。

だから例えば、息子の手や足が絶対に人に当たらないように気をつけるし、泣かせない、騒がせないも当たり前。なぜなら、それは危ないことだから。息子が誰からも攻撃されることがないように、公共の場では静かに過ごさせたい。

全ては息子を守るため。だから私は、そのために必要なありとあらゆる仕込みをしてから電車に乗る。

電車移動は大人2人以上での行動がマスト

たとえば、私は息子を連れて歩くとき、とにかく周囲をよく見る。誰にもぶつかる可能性がない空間を探して選びながら歩くし、それに、一人で大荷物を持ってベビーカーで電車移動するというような無茶は絶対にしない。

無茶なことはしない、というのは、子連れでお出かけをする時の鉄則だとも思う。だって、それをしてしまうと子どもの身に危険が及ぶ。

だから、そもそも私は、1人で息子を連れて電車には乗らないようにしている。赤ちゃん連れでの電車移動は大人2人以上での行動がマストだと思う。

ベビーカーを持って、荷物を持って、さらに赤ちゃんを連れて、なんて、女1人でこなすのは物理的に無理で、普通に超危ないと思う。とくに、女の人が1人で赤ちゃんを連れてエレベーターがない駅を利用するのは、もう完全に無茶としか言いようがない。

もしそれで大変なことになったり、渋い思いをしてるとしたら「無茶なことしてるんだからそりゃそうでしょ」と思う。無計画すぎる。

それに、大人2人体制であっても、混んでる時間の電車には危ないから乗らない。

だって、混んでる電車といえば、大人でも骨折のリスクがあるような超危険空間だし、それに、そんな混んでる車内では赤ちゃんに確実に不自由な思いをさせる。暇つぶしもままならない。それだと赤ちゃんは大泣きしてしまう。

ラッシュの電車に頑張って乗り込むくらいなら遅い時間に帰る方がよっぽど良い。だいたい、毎日遊んでいるだけの赤ちゃんには絶対に早く帰らなきゃいけない事情などないし。身を危険に晒してまで急いで帰る必要なんて無い。

世の中には、「運が悪かったね…」としか言いようのない事件の被害者が無数に存在していて、電車や飲食店など、不特定多数の人が出入りする空間には、いつどこに妙な人が潜んでいてもおかしくない。

たまたまそばに変な人がいて、たまたま腹の虫の居所が悪くて、たまたま聞こえた息子の泣き声が奇行の引き金になって攻撃をされる、なんてことが、絶対にないとは言い切れない。

息子を泣かせないために工夫していること

だから私はいつも、息子を泣かせないように工夫を凝らして電車に乗る。息子の安全対策のために。

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0QOd9KLP6HP9DsH https://t.co/Nv7ThbYI4D #これが常識 #子供なんて産むもんじゃ無い #少子化問題 16日前 replyretweetfavorite

poncotte マジでこんなクソほど役に立たないこと大げさに言うことに、これから親になる人にむやみに不安与えてることに、マジムカついてる。離乳食手作りする人バカにしてたやつもひどかったけど。つか、和光堂なんて年一回単位で異物混入してたし。https://t.co/5L5a88ZrIK 12ヶ月前 replyretweetfavorite

poncotte 下田さんもこういう実のあることいってくれ、、、育児者に白目剥かせるようなことじゃなくってさ、って、引用 12ヶ月前 replyretweetfavorite

usychiatrist 自分が元子供嫌いだから、産んでから周りの優しさにびっくりするってのすごい同意!全員にここまで対策しろとまでは言わないけど… 12ヶ月前 replyretweetfavorite