鷹松歴史観さん(落ち武舎代表)/46歳
M&A情報サイトで見つけたゆるキャラの商標を買収。展開はこれから

経理職として企業勤めをしてきた鷹松歴史観さんは40歳を過ぎたころ、自分で会社を経営することを考え始めた。そして選択肢を模索する中で、M&A情報サイトをチェックするようになった。「当時はあまりぴんとくる会社がなかった」と鷹松さんは振り返る。
結局、会社を買うという選択はせず、約3年前、43歳で退職し、福祉系の会社を設立。事業は順調にいっている。
ある日、習慣になっていたM&A情報サイトをチェックすると、一つの案件が目に留まった。それは「鎌倉市の非公認ゆるキャラ、『おちむん』の商標権」だった。鷹松さんはそれまでおちむんを知らなかったが、一目で気に入った。
おちむんは鎌倉時代末期、鎌倉から逃げ出した武士。なぜかタイムスリップして現代に出現