年収1億円稼ぐ人」の非常識な習慣【インタビュー前編】

テレビ&ネットで話題沸騰の人気書籍『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(著・午堂登紀雄/学研プラス)がマンガで登場!  cakesでは、著者・午堂さんのインタビューを緊急配信。第1回は、「年収1億稼ぐ人」の非常識な習慣について教えてもらいます。
(取材・構成:渡辺稔大/撮影:細野秀穂/作画:岡本圭一郎)

──『年収1億稼ぐ人、年収300万で終わる人』って、なかなかインパクトのあるタイトルです。確かに年収300万で終わりたくはないけど、1億って庶民には異次元の世界。プロ野球選手とか大企業のCEOみたいな人が到達するレベルというか……。

午堂 その先入観こそが元凶中の元凶なんです! 多くの人が「人生はこういうものだ」という固定観念や先入観を持っています。「1億なんて稼げるわけない」「せいぜい1000万円稼げたら十分」とかもそう。
残念ながら、そういう思考がチャンスを逃したり、壁を乗り越えられなかったりする原因になっていることが多いんです。

──すみません。のっけからお坊さんが持っている警策で肩を叩かれたような気分です……。

午堂 「起業は危険だ」「労働は美徳」「借金は悪」って、すべて固定観念ですよね。そういった思い込みに縛られている人たちに向けて「こういう発想もありますよ」と、いろいろな考え方を提示したのが『年収1億稼ぐ人、年収300万で終わる人』(学研プラス/2012年)という本なんです。

午堂登紀雄(ごどうときお)/岡山県生れ。米国公認会計士。会計事務所、大手流通マーケティング部門を経て、アーサー・D・リトルで経営コンサルタント。独立後、不動産投資コンサル会社「プレミアム・インベストメント&パートナーズ」設立。

──1億稼いでいる人って、やっぱり、違法スレスレのきわどいビジネスをしているみたいな人が多いんですかね?

午堂 チープなドラマの見過ぎですね……。実際には、投資で稼いでいる人もいますし、会社を経営している人もいます。業種や職種はさまざまですけど、「働かずに稼げる仕組み」を見つけているという共通点があります。

──働かずに稼ぐ?

午堂 例えば投資という形で運用すれば、自分が働かなくても投資家が稼いで還元してくれます。スマホのアプリが大ヒットすれば、自分が営業しなくても継続的な収入が生まれます。こういうふうに上手に仕組みづくりをしながら、ケタ違いに稼いでいる人が多いんじゃないでしょうか。

1億稼ぐ人って、お財布に感謝したり、 お金愛されたりしている人?

──1億稼ぐ人たちは「お金を愛している」とか「お金に愛されましょう」とか、「感謝しながらお財布にお札をしまいましょう」とか、そういう話をしているイメージも強いんですけど。

午堂 してないですよ。オカルトじゃないんですから(笑)。

──でも、そういうことを言っている「お金本」って、結構ありますよね。

午堂 あれは、お金に向かって「愛しています」っていえばお金が増えるわけじゃないんです。お金を丁寧に扱う姿勢が、他の仕事面にも反映されることの言い換えなんだと思いますよ。
例えば、細部にまでこだわって、デザインをうまく仕上げようとするデザイナーは、当然、他のことにも気を配ってますよね。だから、どんどん成功するし、その結果でお金持ちになるという理屈です。

──じゃあ、1億稼ぐ人は、みんなお財布に頭を下げてるわけじゃないんですね?

午堂 そんなわけないですって。「お金を雑に扱うとお金が悲しむ」とか、そんなバカな、って思いますけどね(笑)。

──「普通」のサラリーマンだと、年収はせいぜい2000万円が上限。やっぱり起業しないと1億は無理なんでしょうか?

午堂 確かに起業している人のほうが1億稼ぐ確率は高いと思います。
ただ、サラリーマンでも起業家精神ってすごく大事です。起業家精神って何かというと、現状に疑問を持つとか、おかしいことに気がついて何か新しいことを試してみるとか、そういった思考を持った人のことなんです。 そういった視点があれば、サラリーマンでもうまくいきますし、起業したときにもうまくいきます。

──なるほど。1億稼ぐ人について、いろいろ誤解していました。

午堂 確かに誤解するのももっともかもしれませんね。1億稼ぐということに「リアリティ」をもっていないのも、我々が1億稼げない理由の1つなんですよ。

──えっ!? どういうことですか?

午堂 私が本当の意味で「稼ぐ」というスイッチが入ったのは、自分で起業をして、成り上がりの成功者たちと付き合うようになってからです。
彼らの破天荒な生き方や挑戦する姿を間近で見て、たくさん稼ぐにはどうすればいいかを肌身で知ったのが大きかったんです。

──近くに1億稼ぐ人がいることで、「1億稼ぐ」が現実的になってきた、と。

午堂 そうなんです。そういう人たちがいるのを知らなければ、1億を目指しようがないですが、実際に接することで、「自分だってやればできる」「近づけるかもしれない」と思えるようになったわけです。

──そういう「上り坂の人」たちのエピソードを集めて、私たちに公開してくれたのが、『年収1億稼ぐ人、年収300万で終わる人』という本だったわけですね!

1億稼ぐ人の行動を そのまま真似してもダメ!

──で、その本が、今回満を持してマンガ化されたわけです。ちょっとあらすじを紹介すると、流されるまま人生の佳境を迎えようとする主人公の待野翔介(まちの・しょうすけ)が、妖精に導かれてタイムスリップ。人生をやり直して年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけていくという展開なんですけど……。


果たして、主人公・待野がタイムスリップによって、思考・習慣を変えて、稼げる男へ成長を遂げるのか!?

午堂 ……そう聞くと、安直でよくある話だと思いますよね?

──でも、ストーリーが面白くて引き込まれました!

午堂 そうなんです。ここにも先ほど話した「リアリティ」が盛り込まれているんですよ。 例えば、物語の中で待野が新規事業を立ち上げる。「これって、今でもできるんじゃないの?」と思わせるようなリアリティがありますよね。今までのマンガ版のビジネス書とは一線を画すクオリティになっていると思います。


待野の凝り固まった先入観をバシッと指摘する妖精サラ。

──マンガ版の章タイトルを見ると、「『時間貧乏』を捨てろ!」「『クソ真面目』を捨てろ!」「『ヘラヘラ人間関係』を捨てろ!」「『ビビり人生』を捨てろ!」と、挑発的なメッセージが並んでいます。
これが、どう「1億稼ぐ」につながるんですか?

午堂 最初に言ったように、1億稼げないのは、凝り固まった先入観を持っているから。実は、日ごろの習慣や行動、発想のパターンを変えることが1億への近道なんです。

──本の中では、1億稼ぐ人の非常識な習慣がたくさん紹介されています。例えば、「年収300万の人はスタバでコーヒーを買うが、年収1億の人はスタバで勉強する時間を買う」とか「300万の人は奮発してグリーン車に乗るが 1億の人は普通車の指定席に乗る」とか。
この習慣を真似することが1億への第一歩ってわけですね!

午堂 いやいや、そのまま真似してもダメですって。
本で紹介しているのは、本当に小さな一例なんです。スタバでラテを買って勉強すればいいというわけではなくて、そういった発想や行動が、生活の全方位に発揮されるかどうかが大事。
「自分がやっていることって本当に成功に向かっているのかな」「自分が今お金を払っているのって、本当に自分の成功に貢献しているのかな」などと、一つひとつ立ち止まって疑問を持つ必要があります。

「なぜそれをやるのか」を 考えることが大事

──じゃあ、普通車の指定席、3人がけ窓側の席に座るというのは?

午堂 あくまでも1億稼いでいる人の1つの実例です。
一般的な自己啓発書って「グリーン席に乗れ」とか「ファーストクラスに乗れ」って書いてありますよね。でも、グリーン車やファーストクラスに乗ることが本質ではなくて、何のためにグリーン車に乗るかが大事です。
例えば、仕事をしながら移動をしたいときにグリーン車を使うのはアリです。一方、出張帰りに疲れて仕事はできないし、あとはビールを飲んで寝るだけ、というケースでは普通席でも十分だと思います。 メッセージの根底に流れている思想は何か、をくみ取らないと。行動だけ真似してもうまくいきません。

──1億稼ぐ人ためのルートって1つじゃないわけですね。

午堂 ありがたいことに、ほとんどの読者がちゃんと私の意図を読み取ってくださったんです。
実は、刊行した当初は「これをやっても1億稼げるわけないだろう」という批判があるかもしれないと予想していたんです。けれども、フタを開けてみると、そういう批判はほとんどなかった。
年収1億に到達するかどうかは、あくまでも状況設定であって、本質はそこじゃないんですよね。目的を問い直そうというメッセージが伝わったからこそ、多くの人の心に届いたんじゃないでしょうか。

──なるほど。やっぱり自分の頭で考えないとダメ。この本を読むことがそのきっかけになるのは確かですね。

(後半に続く)
次回配信は、11月15日予定です。

テレビで人気沸騰! 成り上がりのバイブル ついにマンガ化!

マンガ版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人

星野 卓也,午堂 登紀雄,岡本 圭一郎
学研プラス
2018-10-30

この連載について

マンガ】年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人【お金】

午堂登紀雄

テレビ&ネットで話題沸騰の人気書籍『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』がマンガで登場! 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・年収300万円」の壁を打ち破れ! あなたが人生を変えるヒントに満ち...もっと読む

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