年収300万から逆転できる方法【インタビュー後編】

テレビ&ネットで話題沸騰の人気書籍『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(著・午堂登紀雄/学研プラス)がマンガで登場!  cakesでは、著者午堂さんのインタビューを緊急配信。後編は、「人生100年時代」、人生は何歳からでも逆転できることをお聞きしました。
(取材・構成:渡辺稔大/撮影:細野秀穂/作画:岡本圭一郎)

──『マンガ版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』は、ダメダメだったサラリーマンの主人公・待野(まちの)が思考・習慣を変えて、稼げる男へと成長していく物語です。
でも、習慣を1つ変えただけじゃほとんど人生が変わらなくて、もっと若い時代にタイムスリップして、何度もやり直しますよね。これって、早い段階からやり直さないとダメってことなんですか?

午堂 いえ、そういうことではないですよ。ストーリーの構成上、待野はどんどん時代をさかのぼっていきますけど、実際の人生では、人間はいつからでも変わることができるし、人生の決断は何歳からでもできるんです。
今は「人生100年時代」といわれていますよね。だから50歳の人だって、あと半分時間が残されているわけです。それだけの時間があれば、人生いくらでも逆転できます。
司法試験の勉強も5年くらい真面目に取り組めば、受かる可能性があります。司法試験に限らず、5年くらい何かに必死で頑張れば、絶対ものになると思うんですよね。

午堂登紀雄(ごどうときお)/岡山県生れ。米国公認会計士。会計事務所、大手流通マーケティング部門を経て、アーサー・D・リトルで経営コンサルタント。独立後、不動産投資コンサル会社「プレミアム・インベストメント&パートナーズ」設立。

──私の周りでも、40代くらいから資格を取得してセカンドキャリアに備えている人がいますし、そういう人が最近増えているとも聞きます。その気になれば、いつからでもやり直しできますよね。

午堂 その通りですよ。でも、やらない人は「面倒くさい」「もう年だから」といった理由をつけて、自分で自分の限界を作っちゃっているんですよね。
「自分には無理」って、よく聞くセリフなんですけど、「やったことないのに、どうして無理ってわかるんですか?」と、素朴な疑問を持ちます。何ごともやってみないとわからないのにね。

──失敗が怖いから、「できない」「無理」という思い込みに縛られてしまうんですよね。

午堂 仮に何かをやってみて失敗したとします。で、何か困ることがあるかというと、実はそうそうありません。
今は、起業するにしても、ネットを使えば全然お金をかけないでできる時代です。失敗しても何も失うものなんてないのに、なぜか失敗を過大評価して「やっぱりダメだ」「怖い」ということになる。

「人から笑われたらどうしよう」とか、他人の目を気にして一歩踏み出せない人も多いですよね。でも、どうして他人の目を過剰に気にするんでしょうか。あなたの人生なんだから、他人なんかどうでもよくて、あなたが満足すればそれでいいじゃないの、と思うんですけど……。
マンガに出てくる街野も、怖がらないで自分を変える決断をしました。彼の姿を見て、そういう常識を破ることに気づいてもらえると嬉しいですね。

未知のことにチャレンジしていく のが人生の醍醐味

──原作本の中でも「300万の人はギャンブルを嫌がるが 1億の人はギャンブルを好む」という項目があります。この場合、ギャンブルといっても、競馬や競艇みたいな公営ギャンブルじゃなくて、未知のものにチャレンジするということなんですね。

午堂 そもそも私たちの人生って、ギャンブルだらけだと思うんです。だって、人生どうなるかなんてわからないですし、計画通りの人生を歩んでいる人のほうが少数派なんじゃないでしょうか。
人生のギャンブルをうまく渡っていくためには、その都度、その都度、自分で判断していくことが大切です。そのときの判断力は、判断する経験を積めば積むほど向上していきます。

──自分で判断しなくてもある程度生きて行けてしまうところに問題がありそうですね。

午堂 なんとなく、周りの友だちが進学するから大学に進学した。その大学を選ぶときにも、担任の先生から「君の偏差値だとこのレベルの大学に行けるよ」といわれたから受験した。同級生が就活しているのを見て、なんとなくその業界を選んだ。就職してからも、会社からいわれたとおりに異動や転勤を繰り返してきた……。

──決して珍しくないパターンです。

午堂 自分の人生の選択や判断を他人任せに「なんとなく」で生きている人ってすごく多いですよね。そうすると、当然、自分で判断する力がつかない。自分で決めたとしても、適切な判断にならない。判断の経験値が積み上がっていかないんですよね。
「自分で決める」経験を何度も繰り返していくことが大事です。決めるためには、情報を集めたり、自分の頭で考えたり、結果に責任を負うことなどが求められます。

──未知のことにチャレンジしていくためには、お金を使うとか、何かを体験していくことも重要ですよね。

午堂 年収300万円の枠組みで家計簿をつけて、お小遣いをやりくりして……という生活をしていると、どうしても行動半径がせまくなってしまいます。

例えば、一流ホテルに泊まったら、「一流ホテルってこんなにすごいのか」と感じるし、こんなホテルに当たり前に泊まれるようになりたいという向上心が出てきます。こんなふうに、お金を使って刺激を受ける機会をつくることは大事じゃないでしょうか。
いつも中学時代の仲間と一緒に行動し、週末はなんとなく、近くのショッピングモールに行くのが決まりになっている……。そういうある種のマイルドヤンキー的な生き方は、安心かもしれないし、それなりに幸せかもしれません。

でもこの本の読者、つまり現状に満足できないで、つねに向上心を忘れない人たちには「お金をバンバン稼いで、お金持ちになって、もっと広い世界に打って出ようよ!」と言いたいですね。 その方がやっぱり、人生が楽しいですよ。

年収1億を達成するよりも、 もっと大事なこと

──マンガの中に「年収なんてあとからついてきた結果なんだ」というセリフがあります。やっぱり年収1億稼ぐ人って、「楽しく仕事をしていたらあとからお金がついてきた」という感覚なんでしょうか?

午堂 どれだけ稼ぎたいと思っても、結局のところ、人や社会に役立つアウトプットを提供できなければ、稼げないわけですよね。お金って、人に感謝されて初めてもらえるものなので、そういった意味では、年収の額というのはあくまでも結果論なんです。
大事なのは「1億行くかどうか」じゃなくて、その過程で身につける自分の能力や、アウトプットの変化だと思いますね。

──稼ぐ人は、仕事に対するスタンスが違うわけですね。

午堂 そうです。例えば、孫正義さんって日本を代表する大富豪じゃないですか。普通の人の感覚だと、「あれだけ稼いだらもう仕事を辞めればいいのに」などと思うわけです。でも、孫さんも、それ以外の大富豪たちも、みんなバリバリ働いていますよね。

なんで彼らが働いているかというと、「もっと成長したい」とか「もっと社会に貢献したい」「自分が作った商品やサービスで世の中を変えたい」といった使命感や向上心を持っているからだと思うんです。だから、使命感や向上心を持ってお金を稼ぐことって、とても大事なんじゃないでしょうか。

──言われてみれば、確かにその通りです。

午堂 稼いでいる人ほど、自分が使命感を感じていることとか、好きなこと、得意なことを仕事にしています。そういう人はストレスが少ないから、中身の濃い充実した仕事ができるし、その結果、お金も儲かるんです。でも、イヤイヤ働いている人は、ちょっと仕事をしただけでやる気も失せてしまうし、仕事のパフォーマンスも上がらないし、儲からない。 ここが大きく違うんです。

みんなを元気にしたいと思って 本を書くことにした

──ところで、原作・マンガ版とも、結婚という人生の大きな選択について言及されています。ただ稼ぐためのスキルにとどまらず、「人生をどう生きるか」というテーマに踏み込んでいるとの印象を受けました。

午堂 私の周りにいる「稼いでいる人」「長く事業を継続している人」って、夫婦仲がいい人が多いんですよね。ただ、一言で「仲がいい」といっても、いろんなパターンがあります。夫がバリバリ稼いで、奥さんが家庭を切り盛りしているパターンもありますし、最近は夫婦で協力してバンバン稼ぐパターンも増えています。

──「パートナーと協力して年収1億を目指す」という形もアリですよね。

午堂 むしろ、そのほうが確実性が高いと思います。だって、すでに稼いでいる人を見つけて結婚しようとしても、パイも小さいし、ハードルも高いですよね。それより、一緒に頑張っていこうと思える人と結婚して、一緒に頑張って稼ぐほうが楽しいし、お金持ちになりやすいんじゃないでしょうか。

そういう意味では、年収1億を目指しながら幸せに生きる、充実した人生を歩むということが、人生を充実させる究極の戦略なのかもしれませんね。

──それでは、読者に向けて最後に一言をお願いします。

午堂 この本を読まないのは人生の損失ではないかと思います(笑)。マンガを先に読んでから原作にさかのぼると、違和感なく読み進められると思います。ぜひ手に取ってみてください。

──今日はありがとうございました。

最後までお読みいただきありかがとうざいます。
cakes新連載『マンガ版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』の公開に先駆けて、
【プロローグ編】もしも、人生がやり直せたら、オレは「金持ちになれるだろうか?」を公開します。
★本編は11月20日から開始です。お楽しみに。

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マンガ版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人

星野 卓也,午堂 登紀雄,岡本 圭一郎
学研プラス
2018-10-30

この連載について

初回を読む
マンガ】年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人【お金】

午堂登紀雄

テレビ&ネットで話題沸騰の人気書籍『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』がマンガで登場! 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・年収300万円」の壁を打ち破れ! あなたが人生を変えるヒントに満ち...もっと読む

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minorutanaka55 もうこういう年収年収って言うのやめませんか? 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・ 2ヶ月前 replyretweetfavorite

nonochan729 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・ 2ヶ月前 replyretweetfavorite

tarunomizu 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・ 2ヶ月前 replyretweetfavorite

Concept_Z_96 年収1億円プレーヤーの「思考」と「習慣」を身につけて「生涯・ 2ヶ月前 replyretweetfavorite