日本のLGBTを取り巻く10年と、レズ風俗店の10年

大阪「レズっ娘クラブ」がオープンした2007年、LGBTという語があまり知られておらず、なんとなく表立って語れない空気がありました。同店代表の御坊さんは当時と現在とを比較して、LGBTを取り巻くいろんな物事が確実に変わったと感じています。もし今の時代に初めてレズ風俗店をオープンさせるとしたら、どうなるだろうか? 僕は“レズ”っ娘クラブという店名をつけるだろうか? この10年に思いを馳せます。

ウチのお店は10年間、常に変化してきました。それは在籍キャストが目まぐるしく入れ替わるからでもあり、僕が“即ルール改正”をモットーとしているからでもあります。

そしてそれ以上に、LGBTを取り巻く空気が大きく変わってきたからというのも忘れてはなりません。

僕はLGBTについて何か言及するほどその世界を知っているわけでもなく、変えるべく何らかのアクションを起こしたこともありません。ただレズ風俗店の代表として、お客様とキャストとがっつり向き合い両者をつなげる仕事をしているだけです。

でも、ときたまその手を休めて顔を上げると、フッと風が頬をなでていくのを感じます。この界隈の風通し、少しよくなったんやないのかな……そんな気がします。

その裏には、声をあげアクションを起こした多くの当事者がいるのでしょう。たしかに、いまなお偏見も多く、その権利も十分に守られているとはいえません。そのくらいのことは僕にもわかります。

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すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。

御坊

レズ風俗店ーー多くの人にとって、耳慣れない言葉でしょう。女性が女性に性サービスをするデリヘル店は全国的に少しずつ増えてきていますが、なかでも際立っているのが大阪ミナミを拠点とした「レズっ娘クラブ」。利用する女性にはレズビアン、バイセク...もっと読む

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