我が子をかわいいと思える日なんて本当に来るのか?

父親になるってどういうこと? ググっても答えが出ないから自分で書いてみた。ライブやフェスをレポートするのが趣味のネットユーザー、本人さん(@biftech)による子育て実況連載、第11回。成長し、ぐんぐん人間らしくなってきている赤ん坊。しかし心が通じ合えるのはまだこれからのようで…。

7月に入った。乳方面をはじめとする妻の奮闘もあり、子供は生後50日あまりにもかかわらず驚くようなスピードで成長している。

腕がムチムチになったり髪が伸びたりしたし、産後しばらく眉なしで不機嫌そうだったタレ目おじさん顔にマユゲが創生してやわらかさも出てきた。なにより身長が誕生時の1.5倍に増え、体重も2倍近くに増量だ。おれたちはどうがんばってもそんなに伸びたり肥えたりできないじゃん。「僕ら夫婦の腕の中には、ものすごい生命力がたぎり散らかしているんだな」といちいちびっくりする今日この頃だ。

そして赤ん坊は、その成長に加えて動作のバリエーションも少しずつアップデートしている。リリース直後なんて起床時は「見て、泣いて、飲んで、排泄」ぐらいだったのに、いつのまにか「ン”—ッ!!!」といきんだり(主に、夜中に……)、みずからの手が掴むためにあるものだとようやく気付いたり、笑顔を作ったりするようになった。

そう、笑顔。驚いたことにヒトは、泣きながら生まれてくるくせして最初笑わないのである。それが生後1ヶ月を過ぎたあたりで、授乳後のゲップタイムやベッドに置いて寝付くのを見守る際なんかで急に「ニヘラ」と口角を上げるようになった。これだという発生条件はなく、笑い声なんかもないのではっきり言って奇妙である。

この動作は笑いたいという意識が伴っているわけではなく、「生理的微笑」「新生児微笑」などと呼ばれる生理現象なんだそうだ。我々のように愉快な感情から浮かべるのは「社会的微笑」といって、もう1ヶ月ほど待ってようやく出てくるという。感情とカラダがリンクしていないなんて、2倍に成長するのにずいぶん脇が甘いよね。

そんなお子を見ながら妻がクスクス笑い、授乳ホルモンことオキシトシンを爆上げさせてビシャビシャ乳を濡らしている。そしてそれを猫とふたりで見ているおれの心境は「うん妻はかわいい、そして子供はまだそんなにかな……」というあんばいだ。マジかよ。

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こうしておれは父になる(のか)

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「今にこの子は「パパ」としゃべるだろう。そのとき自分は、何としてきみを抱きしめたらよいか、再び考えてみよう」――ライブやフェスをレポートするのが趣味のネットユーザー、本人さん(@biftech)がはじめての子育てを実況! 父親目線で見...もっと読む

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コメント

hoihoi_hootoo ちょっと泣いてきていいですか。 約1年前 replyretweetfavorite

c___v ( *˘ω˘ ) 約1年前 replyretweetfavorite

riekorieko あぁ、グッと来た!! 約1年前 replyretweetfavorite