#5 投資だけでなく実需も旺盛? 大陸中国人 不動産“爆買い”

中国人による日本のマンションの投機的な“爆買い”が指摘される一方で、東京五輪前の“爆売り”観測も流れる。だが、こと中国本土の投資家に限れば、意外な実情が見えてくる。
大塚淳史(ライター)

 2017年、日本へ進出した、中国国内32都市に8000店の直営店を持つ中国不動産仲介大手、ホームリンク。

 「この2~3年、中国本土の不動産投資家の間で、日本の不動産の人気が高まっている」とホームリンク・ジャパンの胡灝(コ・ホウ)代表取締役は言う。実際、日本支社の売上高は前年に比べ倍増したと明かす。

 18年1月、同社は日本の不動産情報サービス大手、LIFULL(ライフル)と業務提携し、ライフルホームズが持つ日本の物件情報を、ホームリンクで探すことができるようになった。

 「香港や台湾の投資家が日本の不動産を買う場合、物件の利回りのみを見て決めるが、中国本土の中国人の買い方はまったく異なる」と胡氏。

 本土の中国人の場合、利回りよりも物件の間取りや方角、さらには隣接地に墓がないかといったところまで調べ上げ、購入するかどうかを決めるという。中には、公立小学校の学区の良しあしまで見極める猛者もいる。「東京の場合、千代田区の番町小学校区や文京区の人気が高まっています」(胡氏)。日本人が自宅として不動産を買う場合の見極め方と、ほとんど同じなのだ。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
ニッポンの中国人 全解明

週刊ダイヤモンド

在日中国人“100万人”時代は間近──。2000年時点で32万人だった在日中国人は、今やその3倍近くにまで膨れ上がった。変わったのは人口だけではない。その中身もまた、多くの日本人のイメージを打ち壊すほどに変貌しているのだ。富裕層から裏...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません