「日本では“性事”も政治も自由に発言できる。もともとは風俗のキャッチだった人間が政治家にもなれる。それが民主主義なんだと、中国の人々に自分の身をもって伝えたい」
歌舞伎町案内人の李小牧氏は、恐らく日中で最も名の知れた在日中国人(現在は日本に帰化)だ。

1960年、中国・湖南省生まれ。若々しいルックスとエネルギッシュなトークは、とても58歳には思えない。歌舞伎町で中国料理店を経営する傍ら、「ニューズウィーク日本版」にコラムを連載。これまでに日中で20冊以上の著書を出版してきた作家としても活躍中だ。
そして2015年、日本国籍を取得し、新宿区議選に出馬。結果は惜しくも落選となったが、その異色の経歴が日中双方で注目を浴びた。
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