週刊ダイヤモンド
#3 豊洲にも伸ばされた食指 表舞台に現れた華人富裕層
華僑・華人企業の様相が変わってきている。“日陰の存在”から、本国の経済成長を背景に、正々堂々と表舞台に立つことが増えてきたのだ。実力と富を蓄える彼らの生態とは。
「東京五輪という絶好のチャンスを“もめ事”のせいで逃してしまうなんて、本当にもったいない──」
こう嘆くのは、インバウンドビジネスを展開するシーエイチアイの露崎強会長。“もめ事”とは、豊洲新市場の観光施設「千客万来」をめぐり、東京都知事と事業者の交渉が難航した末、着工を五輪後に先送りした件のことだ。
実は都知事と事業者がもめていた5月、シーエイチアイは同施設の新たな事業者になりたいと要望書を都に提出。事業者と面会し協業を探るなど画策していた。しかし事態は“残念”な結果に。「うちに任せてもらえれば五輪前に施設を完成し、1日1万人を集客できたのに」(露崎氏)と悔しがる。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
在日中国人“100万人”時代は間近──。2000年時点で32万人だった在日中国人は、今やその3倍近くにまで膨れ上がった。変わったのは人口だけではない。その中身もまた、多くの日本人のイメージを打ち壊すほどに変貌しているのだ。富裕層から裏...もっと読む
著者プロフィール
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