性欲を失っている時の妻のシビアさを軽く見てはいけない

育児中に旦那さんを嫌いにならないために、対策を打っているという下田美咲さん。その対策とは、「不満や文句を片っ端から声に出して伝える」ということと、「彼をつまらない男に成り下がらせないための工夫をする」ということですが、「彼をつまらない男に成り下がらせないための工夫」というのは、具体的にどういうことなのでしょうか?

前回、育児中は普通にしていたら旦那さんのことを嫌いになりそうな予感しかしないから、彼を嫌いにならないために私がおこなっている2つの工夫について書いた。その1つが、夫をつまらない男に成り下がらせないための工夫だ。

彼がソファーに真顔で座っていたら

例えば仕事から帰宅した彼が、ソファーに真顔で座り、無言で淡々と過ごしていたら、すぐにツッコミを入れる。

私「落ち込んでるの?元気ないの?」
彼「ううん」
私「可愛い子どもと、いい奥さんがいて、幸せなの?」
彼「うん」
私「じゃあ、その真顔は何?」
彼「え」
私「そんなつまらなそうな顔して黙ってたら、家を綺麗にして美味しいご飯を作って自分の子どもを産んで育ててくれてる奥さんに失礼でしょ。キャラにないような過剰な表現をして欲しいとは思ってないけど、結婚当初と比べて、愛想がなくなっているのはおかしい。そんなつまらない男と結婚した覚えはない」

ご飯を食べている時もそう。

私「美味しいの?」
彼「うん」
私「じゃあ、なんでそんな顔してるの?」
彼「え」
私「まずいものを頑張って食べてくれてるならまだしも、美味しいご飯を作ってもらってるのにそんな暗い顔して食べる男と暮らしていく人生、私、嫌なんだけど」
彼「え」
私「そもそも作ってもらえて嬉しいっていう感覚は、どこにいったの? 作ってもらえてる上に、好みの味にまで当ててもらって、無言で真顔はおかしいでしょ。私はあなたの母親じゃないんだからね。一緒にいてつまらない日々が続いたら、そのうち一緒にいたくなくなるよ」

せめて笑わせるサービス精神くらいは見せてほしい

私が彼の食事を作っている理由は、大好きな彼に健康で長生きして欲しいからで、つまり自分のためにやっていることではあるけれど、その「大好き」は「一緒にいて楽しいから」こそだから、つまらない男になってくると、いろいろと話が変わってくる。

黙ったまま、心の中で引いたり萎えたりすることもできる。だけど、そうしてしまうとその積み重ねで彼のことを嫌いになる日が来てしまうと思うから、嫌いにならないために「このままだと嫌いになるよ」と知らせている。

それを知った上で、どうするのかは彼の判断であり、そこは任せる。ただ私は「そんなことを思っていたなんて知らなかったから……!」という事態を防ぎたい。だから知らせる。それが私から嫌われる言動パターンだと知っててもやるのなら、もうそれは仕方がない。

彼は、家事が全くできない人だし、私と比べると体力がなくて、育児もほとんどの日は3%くらいしかやっていない。けど、能力の問題でできないことは仕方がない。体力がないことは、もっと自己管理をストイックにすればいくらでも伸ばす方法があるとは思うけれど、そこは愛情があるから、まあ良しとする。

だからそれはいい。だけど、家に帰ってきたら、私を笑わせることくらいはしてほしい。それに、息子のことも笑わせてほしい。育児も家事もやらないのであれば、せめて笑わせるサービス精神くらいは見せてほしい。そうして「帰ってきてくれて嬉しい」と思わせてくれないと、ただただ家事を増やす男でしかない。授乳中で性欲を失っている時の妻のシビアさを軽く見てはいけない。性欲のあるなしで人は別人になる。妻の授乳期間中、そういう意味で男の人は正念場を迎えている。性欲のない妻に愛されるためには、結構な工夫がいる。

「つまらない」で終わらせることはしない

また、私が彼に不満を言う時の重要なポイントとして、不満を言って終わりにするのではなくて「だから、○○をしてよ」とリクエストを添えるようにしてる。

「つまらない」で終わらせるのではなく「このままだとつまらないから、何か面白いことをして」と言う。

リクエストは具体的であればあるほどいいのだけど、その辺は、その時の彼の体力や気力の残量を見極めて言うようにしている。

「もっとトンチを効かせて」くらいザックリと言って、彼のセンスに任せることもあれば「赤ちゃんに高い高いをしてあげて」などと行動を細かく指定することもある。

男女が長く一緒にいると、「可愛い」「嬉しい」「美味しい」など多くの感情表現が端折られがちになり、男の人に任せておくとあれもこれも言ってくれなくなるのが普通だと思うけれど、だから私は、彼の口から聞きたい言葉がある時は自ら引き出す。

「奥さんが作るご飯は—?」
「奥さんのおっぱいは—?」
「奥さんのお尻は—?」

という風にして穴埋め形式で出題する。

すると彼は「(ご飯は)美味しい」「(おっぱいは)可愛い」「(お尻は)プリプリ」などと答える。ご飯はともかく、おっぱいやお尻は、答えがあるようでない問いかけだから「へえ、そう思ってるんだ」と想定外の評価に出会えたりして楽しいし、穴埋めのバリエーションを増やすほど、こうして出題でもしなかったらまず知る機会がなかった彼の本音やいろんな感想を知ることができて面白い。

「奥さんへの不満は—?」
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下田美咲の口説き方

下田美咲

下田美咲さんという女性をご存じでしょうか。13歳からモデルをしながらも事務所には所属せず、自宅の車を宣伝カーに改造してゲリラパフォーマンスを行ったり、「飲み会コール動画」などのオリジナル動画を180本以上手がけてYouTubeにアップ...もっと読む

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コメント

_saki_saki0617 やっぱり下田美咲のスタンスと文章が好きすぎる。 11日前 replyretweetfavorite

CHAU1050year うっっっざいし、ただのモラハラ妻だな。同意してる人いるのが怖い。 12日前 replyretweetfavorite

shimodamisaki すごーい!今も1位だ!嬉しいー! 12日前 replyretweetfavorite

Griffon0131 これは無理ゲー 12日前 replyretweetfavorite