週刊ダイヤモンド
#16 華麗なる一族も一寸先は闇 同族がはまる五つの落とし穴④<コンプラ崩壊>
オーナー企業を待ち受ける落とし穴は数知れない。しかも落ちたら最後、這い上がるのは難しい。華麗なる一族の凋落の裏には、人間のエゴや欲望が渦巻いている。
【赤福】
強権オーナーに組織的“服従” 感覚まひの組織ぐるみ不正
伊勢詣でのお土産の大定番だった赤福餅の偽装が、門前町を揺るがした事件を覚えている人も多いのではないか。
三重県のオーナー企業で老舗菓子メーカーの赤福は不正が発覚する07年までの30年以上にわたり、食品の製造日を偽装していた。
不正の始まりは冷凍装置を購入した73年ごろ。売れ残った赤福餅を冷凍し、解凍後に製造日を付け替えて「新品」として売っていた。初めはわずかだったが次第に量が増え、常態化した。
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この連載について
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「バブル相場」「AI格差」──。本誌が最近組んだ二つの特集の取材で、共に鍵を握る存在として挙がったのが、オーナー社長だった。バブル相場では日本市場を左右する外国人投資家が評価する存在、AI格差ではAI革命に積極的に対応する存在としてだ...もっと読む
著者プロフィール
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