まだ見ぬ日本の絶景を探しに。心をほぐす、離島女子ひとり旅

2011年から、国内の離島をひとりで旅してきた大畠順子さん。7年間の旅の体験をまとめた『離島ひとり旅』(辰巳出版)の出版を記念して、8月6日に、「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」で行われたトークイベントの模様を特別公開いたします。
大畠さんがおすすめする離島の旅、最終回のテーマは「芯までほぐれる、女子ひとり旅」です。仕事に疲れた女子を癒やしてくれる、4つの離島をご紹介します!

映画『めがね』の舞台になった与論島

これまで4回にわたって、離島ひとり旅の体験をお伝えしてきました。

アクセス困難な秘境に行ったり、“ゴミの巣窟”と呼ばれる宿に泊まったり……。「いやいや、もっと落ち着いて自分を見つめ直せるような旅がしたいんだけど……」と思われた方も多いかもしれません。

そこで今回は、癒やしを求める女子におすすめしたい、4つの離島をご紹介します。

まずご紹介したいのは、映画『めがね』の舞台にもなった与論島。初めてこの島を訪れたときは、「どこを歩いても癒やされる場所がこの世にあるなんて!」と感動しました。一周約23kmで、島の周囲は白砂のビーチに囲まれています。プライベートビーチを含めると、島内にはなんと60ものビーチがあり、どのビーチに行ってもたいていひとり。美しい砂浜を独り占めする贅沢を味わうことができますよ。

数多くあるビーチの中でも、絶景ポイントとして知られているのが百合ヶ浜です。この浜辺が現れるのは、春から夏にかけての干潮の時期だけ。船でも渡ることができますが、時間が限定的で、場所や大きさ、形もその都度変わるため、「幻の浜」といわれています。

大金久海岸から百合ヶ浜を望む風景。少し曇っていましたが、空と海が美しかったです

女子ひとり旅なら、『めがね』にも登場したヨロン島ビレッジに泊まるといいでしょう。映画の中で、登場人物がおしゃべりしながらご飯を食べていたキッチンがそのまま残されており、『めがね』ファンにはたまりません。加瀬亮さん演じる「ヨモギ」がビールを飲んでいたメーラービーチも、宿のすぐ近くにあります。

「ヨロン島ビレッジ」。映画『メガネ』のロケ地で、撮影用に設置されたキッチンがそのまま残されています

非日常の景色に癒やされる3つの島

続いてご紹介するのは、喜界島です。鹿児島と奄美大島から、飛行機かフェリーで行ける離島で、この島の北端にある「ハワイビーチ」は私のお気に入り! とても小さいビーチですが、沖合に向かって海の色がグラデーションに変わっていき、浅瀬ではサンゴや魚を間近に見ることができます。

ハワイビーチ。透明度が高く、サンゴや魚が近くで見られます

同じ島内にある「池治海水浴場」は、遠浅の海が広がるビーチ。波が穏やかなため、空の色がそのまま映り、まるでボリビアのウユニ塩湖のようでした。喜界島を観光で訪れる人はあまりいませんが、海の透明度が高い隠れた名島といえます。癒やしを求めるひとり旅ならば、ぜひおすすめしたい島ですね。

3つ目は、沖縄本島の北西に位置する渡名喜島。重要伝統的建造物群保存地区になっているこの島では、赤瓦の屋根や白砂の道、フクギの木など、沖縄地方の原風景を見ることができます。

赤瓦の屋根とフクギ並木

渡名喜島では、朝、子どもたちが集まってラジオ体操を行い、その後に道を掃除する習慣があります。その理由は、草の吹きだまりがあると、ハブが出るから。その道が、夜はライトアップされ、どこか懐かしいような幻想的な風景が広がります。

7月初頭には、島民全員参加の「水上運動会」という行事が行われます。大正時代から続くユニークな運動会の観戦を目的に、渡名喜島へ行ってみるのも面白いかもしれません。

何の準備もせず、フラッと旅に出たいなら、伊豆諸島に属する式根島がおすすめです。東京の竹島桟橋からジェット船を使えば4時間弱で到着でき、日帰りも可能。メインビーチは入り江になっていて、波もこないため、小さいお子さんを連れて行っても安心です。

野伏港から歩いて5分にある「泊海水浴場」。岩に囲まれて、入り江になっています

式根島は、海に面した岩場から温泉が湧いているのも面白いところ。潮の満ち引きで、湯加減や温泉の形が変わります。水着を持って行けば温泉に入れるので、非日常を味わいながら、ゆったり温泉に浸かるのもいいでしょう。

そろそろ海外の離島にもトライしたい!

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日本の島を歩き回る女子が厳選!“非日常”を味わう離島30

離島ひとり旅

大畠 順子
辰巳出版
2018-07-31

この連載について

初回を読む
私がひとりで離島を旅するわけ

大畠順子

2011年から、国内の離島をひとりで旅してきた大畠順子さん。 7年間の旅の体験をまとめた『離島ひとり旅』(辰巳出版)の出版を記念して、8月6日に「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」で行われたトークイベントの模様を特別...もっと読む

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toyasui1986 「離島ひとり旅」出版記念トークイベントの内容をまとめた記事、第4回!最終回のテーマは「離島女子ひとり旅」。夏休みを取り損ねた方、秋の離島旅もよさそうですよー。 https://t.co/fdtOCHCDhQ #離島ひとり旅 #離島 #女子旅 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

oohatasan ケイクス連載、最終回。今回は女子旅、女子離島ひとり旅におすすめな、癒しの島、たそがれの島について。実際にひとり旅女子にたくさんお会いしました。https://t.co/YiKyv1Om69 約1ヶ月前 replyretweetfavorite