人のエネルギーは侵入し合うからこわい/偽善者モンスター【その2】

やっかいな人を自分のお城に入れない方法――この連載では、いろいろなタイプのやっかいな人を取り挙げながら、 彼らによって「心」という名の大切なお城を占領されないようにする方法を伝授してます。前回の連載で、路上生活に突入し、ホームレス僧侶となった小池龍之介さんについてお知らせしましたが、偽善者モンスター【その2】でも引き続き、上級レベルのモンスターについての考察を。


注意! お城に侵入されているのに気持ちがいい理由

人によって念波=エネルギー波の特徴はさまざまなのですが、たいていはその人の体調面の不調や精神面の問題点などが、一緒に流れこんできます。それによって実は、目が疲れやすくなったり、鼻水やクシャミが出たり、頭痛がしやすくなったり、胃腸の調子が悪くなったりもするのです。

身体のことだけならまだしも、不安になりやすい人のエネルギーを巻きつけられると、今よりも不安になりやすくなります。苛々しやすい人からだと、苛々しやすく。疑心暗鬼になりやすい人からだと、疑い深くなりやすく。

夫婦は性格も顔もだんだん似てくる―よくそう言われますが、互いに「あなたは大切な人」と承認を与え合ってお城を侵略し合い、エネルギーを巻きつけて、互いにエネルギーが混ざるため、どうしてもいくらか似てくる傾向があるのです。

夫婦の場合ならまだしも、同僚や、ちょっとした友人ていどの仲の人間から、「あなたは美的センスがいいから」とか「他の人にはない独特の優しさがあるから、つい頼りたくなっちゃって」などと言われて、安易に良い気分になるのは、考えものなのですよ。

うっかり、「そうかな〜、私なんてそんなに優しくなんかないけど‥‥」

などと言いながらも内心は嬉しくさせられますと、あなたのお城はあっさり開門してしまいます。そこから、偽善者さんのエネルギーがドッと流入してきて、侵略されているのに、「気持ち良い」と勘違いさせられているのです。

レベルの高い偽善者さんは、「共感」の演出上手

また、偽善者さんたちの侵略は、褒めたり承認を与えたりすることだけには限りません。

俗に、親切の押し売りという言葉がありますね。いかにも押し売りっぽく、要らないのに「これをしてあげようか」と言ってきたり、「困ってるの?話を聞いてあげるよ」などと言ってくる人は、単に迷惑なだけで、レベルの低い「偽善者さん」だと言えそうです。

レベルの高い偽善者さんは、どういうタイミングで他人を助ければもっとも相手に気に入られるかを上手に計算していますし、押し売りっぽく感じられない共感的な表情で他人の言葉にうなずき、いかにも「本気で聞いて共感している感じ」を演出するのが、とても上手なのです。

それらは、あくまでも「相手に気に入られるため」という欲望があってのことですので、本気で親切にしたいわけでもありませんし、本気で心の底から相手に共感しているわけでもありません。

それなのに、それが偽物であることは、ものすごく見抜きにくいと思います。天性として人をうまくその気にさせることが得意な人は、自分自身ですら―あまりにも習慣化しすぎていて―偽善で計算してやっているを自覚できない場合もあるのですから。


こうした、レベルの高い偽善者さんは、非常に世間的な受けが良く、誰からも愛されます。見た目上、何の問題もない、感じの良い人に見えるのです。けれども実際の内面は、他人を巧妙にコントロールすることや他人の目を気にすることなどに満ちていて、ドロドロしています。

すると、そうした「いかにも感じがよく、へりくだり、ニコニコして、自分の良いところをバンバン指摘してくれる人」と親しくなればなるほど、どうなるでしょう?もちろん、あなたのお城の門も窓もバーンと開いて、偽善者さんのドロドロしたエネルギーに巻きつかれ、表面は嬉しいはずなのに、表面では何だか息苦しくなってしまうでしょう。

やけに親切な人には、とりあえずお城を閉門!

では、どうしたら良いのかと申しますと、四つの点を押さえておきましょう。

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やっかいな人を自分のお城に入れない方法

小池龍之介

他人は変わらないし、変えることもできない―― 。 でも、苦手だったり嫌いな人こそ、あなたの心に入りこんできて、 気づけばいつも、 その人のことばかり考えてしまう自分がいる……。 この連載では、その特性を知ることで、自分の心(=...もっと読む

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KoguNaomi これを読んで、自分の門が完全に「ガバガバ」だったことを自覚しました。「 2年弱前 replyretweetfavorite