ドケチになると人間の魅力がなくなる
お金を貯めることに夢中になりすぎて、度を越した節約をする人がいる。
いわゆる「守銭奴」のような人。ひとことで言えば「ドケチ」な人だ。
もちろん、節約することも、お金を貯めることも良いことだ。
大いにすべきだと思う。しかし、何事も度を越してはいけない。
「ドケチ」な人たちは、とにかく必要なものまで切りつめて、まるでなにかに取りつかれたようにお金を貯めようとする。
たとえば、友人の結婚式に招待されても、「ご祝儀がもったいない」という理由で出席を断ったり、はなをかむときに2枚重ねのティッシュペーパーを1枚にはがして使ったり、風呂の水を何日も替えなかったり、同僚の送別会に贈る花のお金を払わなかったり……。
まあ、細かなことだが「そこまでしなくても」と思うほどケチケチしているのだ。
私もお金を貯めることを推奨している手前、「そこまでしなくてもいいでしょう」とは言いづらく、そういう人たちの扱いには手を焼いてしまうこともしばしば。
なんでもそうだが、「度を越してしまう」というのは考えものだ。
お金には3つの使い方がある。