自分年金を設立すべし
先日、カフェで編集者と打ち合わせをしているときのこと。
隣の席に座っていた20代の若者2人が、こんな会話をしているのが耳に入ってきた。
A:年金なんて俺らもらえないじゃん。だから払ってないし。
B:俺も払うのやめよっかな。なんかバカらしいや。
A:お前払ってんだ。ムダなことしてるな~。
B:だって、もしかしたらもらえるかもしれないじゃん。
A:未練がましい~(笑)。絶対ないから!
年金を払うことは国民の義務だが、彼らの危惧していることにはじゅうぶん理解できる。
日本の年金システムはすでに破綻している。
そして、その影響は将来、今の若い世代を直撃するだろう。
彼らに同情したうえで、私は心の中でこんなことをつぶやいた。
「……で、そこからどうするかは考えているの?」
年金に不安があるから頼らないという考え方には私も賛成だ。
だが、もらえないからといって、払うのをやめて終わり……、というのではあまりにも情けない。
「年金はもらえないかもしれない。だから、○○をしておこう」
と対策を練るのが、将来、お金持ちになれる人の思考回路だ。
年金がもらえないなら、年金の代わりになるものを自分で探さなければならない。
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