石破茂、小泉進次郎を語る

自民党総裁選の投開票日は明日9月20日。安倍晋三首相と石破茂元幹事長は憲法改正や経済政策について舌戦を繰り広げてきた。動向が注目された小泉進次郎議員はどちらの候補者を支持するのかはいまだ名言していない。『小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉』(扶桑社刊)は、小泉氏の言動を検証し、総理としての資質を問う注目の書。ここで石破茂氏の単独インタビューを敢行。石破氏の小泉進次郎評とは? その一部をお届けする。

新しい自民党を築いていただきたい

 進次郎には復興庁と内閣府の政務官時代、3人の「上司」がいた。
 一人が復興担当大臣、もう一人が経済財政担当大臣、そして地方創生・国家戦略特区担当大臣だ。そのうち、地方創生担当大臣として、進次郎と地方創生に取り組んだのが石破茂氏だ。進次郎は、石破氏が2014年に地方創生担当大臣に就任した際のエピソードを披露している。

「就任が決まるときに石破大臣のところに行って申し上げた。それは、『今、地方創生担当大臣が新しくでき、地方は国が地方のために何をしてくれるか期待している。発すべきメッセージは、国は何もやらないというメッセージでインタビューは?』と言ったら、(石破大臣は)『は?』と。『非常に小泉さん的だね』と感想を漏らしていた」(2015年9月 30 日、「篠原文也の直撃!ニッポン塾」にて)

 つまり「地方のことはまずは地方で」と、地方に自助努力を促すよう提言したのだ。2012年の自民党総裁選で、進次郎は石破氏に投票した。進次郎は総裁選終了後、石破氏に投票した理由を「自民党は変わらないというイメージがまだありますから、そういう今までの自民党のイメージを払しょくして、これからの新しい自民党を築いていただきたいと、そういう期待を込めて投票しました」と語った。
 石破氏は進次郎をどう評価し、何を期待しているのか? 私は石破氏のもとを訪れた。私の質問に、石破氏は進次郎との出会いを昨日のことのように語り始めた。

「何の本を読んだらいいですか」

—議員になってからの小泉議員の印象はどうでしたか?
 小泉さんのキャラっていうのは非常にその……異彩を放つというか、目立とう目立とうと彼はしないんだけど、これはなかなかのものだなあと当時から思っていましたね。ちょうどその後(2010年)参議院選挙があって、我々は野党で、ある程度勝ったんだよ。総理は菅(直人)さんだったね。あのときに(自民党が)反転攻勢の足がかりをつかんだんでしたかね。

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小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉

鈴木款

自民党総裁選を目前に控え、その動向に注目が集まる小泉進次郎衆院議員。「総理に一番近い男」はいま何を思い、どんな日本の未来像を描いているのか? 『小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉』(鈴木款著/桑社刊)では、14年に及ぶ膨大な映像素材と...もっと読む

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