妻が麻生久美子じゃないのに俺もエラいよ!

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、2歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2017年12月中旬の日記をお届けします。12月初旬の日記はこちらからどうぞ。

12月18日

かずふみをベビーシッターさんに預けて、ふさことサニーデイ・サービスの恵比寿リキッドのライブに行く。

前の年に京都磔磔で観たサニーデイのライブが、ふさこのオールタイムベストのそれだという。

確かに、僕が人生でいちばん観たライブは曽我部だが、あの日の3時間は凄まじかった。

「もっと早くサニーデイのライブを観れば良かった。今度もたけちゃんと観たい」とふさは言う。

僕も今回のライブはどうしても観たかった。

曽我部恵一がサニーデイ・サービス=フォークロックのイメージを捨てて挑んだエレクトロの野心作『ポップコーン・バラーズ』をリリースしたばかりだったから。

『ポップコーン・バラーズ』は僕のこの年のベストアルバム。

曽我部はあのアルバムの曲郡をライブでどう見せるか?

曽我部は90年代の名曲は一切やらず、ここ2、3枚のアルバムだけでライブを押し切った。

最新作こそ最高傑作とする心意気。

ほんとに凄いと思った。

ライブ終了後、スタイリストの伊賀大介さんと遭遇。相変わらずカッコいい。

お会いするのは3年前の2014年、エレカシの日比谷野音以来だ。


『さよなら小沢健二』(扶桑社)より

伊賀さんはエレカシ宮本のスタイリストを担当しているため、ライブに招待して頂いた。

奥様も紹介してもらった。お子さんともども、ありえないぐらい顔が小さくて可愛かった。

「『アクシデント・レポート』、5日で読了しました」と伊賀さん。

育児の話をしながらも、伊賀さんの賢人ぶりにふさこはメロメロ。

「今年会った人でいちばんカッコよかった……」

帰り道では「夫が伊賀さんじゃないのに、私エラい」と、わけのわからないことを言い出した。

妻が麻生久美子じゃないのに俺もエラいよ!

12月20日

ふさこが読売新聞で連載が始まった。

「たけちゃんもタイトル考えてよ」

おし、俺の得意分野だ。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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