まるくて、きんいろ

全米オープンテニスで優勝した大坂なおみ選手。「さすが勤勉日本人!」「いや日本人じゃないだろ」など、「国」という単位で語られてしまうことに違和感をもつ牧村さんは、宇宙人へのお手紙という形で、いまの社会に対して感じていることを綴ります。


※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。

宇宙人さんへ

まきむら あさこ


はじめてお便り差し上げます。ううん、ほんとは、はじめてじゃないんだけど。1977年、つまり41年前、われわれ人類があなたにお送りしたお手紙は、そろそろあなたに届いていますか?

これが、そのお手紙。ボイジャーゴールデンレコードというものです。われわれ人類のうち、空を見上げるのが好きで、空の向こうのあなたたちとお話したくてたまらなかった、NASAという組織の人たちが、この地球という星の上で話される言語のうち55種類や、波の音、風の音、いろんな音と画像データを刻みつけて、届くかもわからないまま届けようとした、金色の円盤です。

当時のアメリカ大統領、ジミー・カーターはこう言っています。

わたしたちは、このメッセージを宇宙に放ちます。きっと何十億年も先の未来まで消えずにいてくれるでしょう……やがてわたしたちの文明が根本的に変容し、地球の表面が全く変わり果ててしまうような時を迎えても。 “We cast this message into the cosmos. It is likely to survive a billion years into our future, when our civilization is profoundly altered and the surface of the Earth may be vastly changed”

(引用元:http://bookhaven.stanford.edu/2017/01/think-big-president-jimmy-carters-letter-to-extraterrestrials/

大統領という立場上、そんなにはっきりは言えなかったのでしょうが、この文章を、こういう意味でとる人もいます。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

makimuuuuuu いい月の夜なので、読んだら月が少し違って見えるかもしれないなあという話を置いておきます 「 12ヶ月前 replyretweetfavorite

drichee 今日の牧村さん、いつもに増して、すごく良い。世の中何とかならぬものか。 12ヶ月前 replyretweetfavorite