特別編】シャラップ上田事件の教訓 vol.4 日本のエリート教育に足りない「お作法の訓練」

政治家や官僚の「失言」が、国際的なやりとりに悪影響を与えてしまった例は、何も上田人権人道担当大使の事件だけではありません。日本のエリートがコミュニケーションで大失敗する悲劇が後を絶たないのはなぜでしょうか? その理由は日本のエリート教育にありました。

さて、このところ、シャラップ上田様だけではなく、日本のその他の政治家や高級官僚のみなさんが、海外において「失言」を繰り返し、相手国や有権者の感情を害してしまう、という事件が多発しています。要するにこの人々は、「多国籍な場での反対意見の表明方法や怒り方」を知らないのが原因の一つであるように思うのです。

もちろん、人格に問題があったり、マナーや常識に関する知識が著しくかけている、という問題もあるでしょう。しかし、この人々が、日本国内では大変高い地位にあり、決して若くはなく、家族もおり、精神的な病気にかかっているわけではなく、さらに、日本では最高ランクに属するはずの教育機関で教育を受けており、人によっては海外の超有名大学で教育を受けている、という点が気になります。そして、一人ではなく複数なのです。

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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ko_kishi "しかし、日本にはそういう異なった文化背景の人々があまりいないので、必要がない、というわけです。「お作法」も違いますから、他の土地では「野蛮人」と言われることであっても、日本では問題になりません。" |May_Roma|cakes http://t.co/jYkZ8hLc0Q 5年弱前 replyretweetfavorite

ko_kishi "何度も何度も練習を繰り返します。仕事を始めると近くにはお手本になる人がいます。職場でも研修をやります。訓練によりやり方を学ぶのです。そのスキルがなければ、異なった文化背景の人々を動かすことができないからです。" |May_Roma http://t.co/jYkZ8hLc0Q 5年弱前 replyretweetfavorite

ko_kishi "日本の外の先進国で、ある程度の教育を受けている人々は、「知識」の他に、相手と議論する場合の「お作法」、効果的な説得の方法、相手を怒らせない怒り方、などを学びます。" |May_Roma|cakes http://t.co/jYkZ8hLc0Q 5年弱前 replyretweetfavorite